ライブイベント『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR』2日目公演が9月30日、埼玉・メットライフドームで開かれスクールアイドルグループ『Aqours』の高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺 曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡 愛が満員の4万人が集まった会場を熱狂させる一夜となった。
『Aqours』とは大人気となったスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』の新シリーズとして2015年2月、『電撃G’sマガジン』を皮切りに静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』から生まれたスクールアイドルグループ。以降、アニメーションPV付シングル、ユニットシングルの発売、2016年7月からのTVアニメ1期の放送、2017年2月の横浜アリーナにて2Daysの1stライブの開催、同年10月からはTVアニメ2期の放送など、さらに勢いを増しているコンテンツだ。
2ndとなるライブは全国3箇所でのツアー。8月5日、6日の名古屋・日本ガイシホールを手始めに、同19日、20日の神戸・ワールド記念ホールを経て、9月29日にメットライフドームで初日公演が行われ本公演がそのツアーファイナル。両日とも4万人、計8万人が集まり、ライブビューイングも合わせると約10万人が公演を目撃するものとなった。
熱気にあふれるなか、9人でLIVEツアーのタイトルにもなっている『HAPPY PARTY TRAIN』から幕開けし、そのまま『Pops heartで踊るんだもん!』と連続で披露!この瞬間を待ちわびていたファンたちからは大歓声が飛びかう。
続けて、おなじみの自己紹介MC、『少女以上の恋がしたい』の歌唱の後には埼玉公演で初お披露目となったデュオトリオによる4曲を披露。
花冠がかわいい「ハリケーンブロッサム」がテーマの衣装をまとった桜内梨子&国木田花丸&小原鞠莉による『夏への扉 Never end ver.』。「インフェルノフェニックス」をテーマに不死鳥をイメージした紅でコーディネートされた姿が印象的な黒澤ダイヤ&黒澤ルビィ姉妹による『真夏は誰のモノ?』では超近距離で顏を合わせるパフォーマンスも!ところどころについた羽根や背中に描かれた虹が印象的な「ユニコーンブリザード」が衣装テーマの渡辺 曜&津島善子の『地元愛♡満タン☆サマーライフ』では、会場の2階部分をトロッコでめぐりファンとの距離が近いものとなり“じもあい”コールも。高海千歌&松浦果南の『夏の終わりの雨音が』ではケモ耳が特徴的な「トワイライトタイガー」がテーマの衣装で楽しませた。
中盤の『未熟DREAMER』では、センターの大スクリーンに映し出されたアニメーションと『Aqours』キャストのパフォーマンスのシンクロはもちろんのこと場内のカメラワークもシンクロを見せたり、『恋になりたいAQUARIUM』では2nd LIVEツアーで初お披露目の衣装があったりと高い演出力で魅せることも。さらには、グループ内ユニットコーナーでは、『CYaRon!』、『AZALEA』、『Guilty Kiss』それぞれが色をしっかりと出したパフォーマンスで観客たちの目を釘付けに!『SKY JOURNEY』では“スカイウォーク”なるランウェイを歩きながらのパフォーマンスも目を引いた。
ほかにも、幕間ごとに上映された映像では、『Aqours』の9人が西武球場前駅に到着し、ご当地の歴史などをミニドラマ形式で深く掘り下げたり、埼玉県の名物を紹介したりと、この場でしか観ることのできないドラマが展開されファンを楽しませた。
アンコール後には約4分ほどのアンコールアニメが上映。“機関車”でやってきた『Aqours』が機関車の燃料が足りず会場のファンたちの思いを集めるというもので、4万人の『Aqours』コールにより、無事運行が可能になるという遊び心満点なものに。そこから伊豆・三津シーパラダイスのキャラクター・うちっちーもゲストに迎えて「サンシャインぴっかぴか音頭」で、和テイストに夏の最後を彩るものとなった。
ラストのMCでは3大発表が。1つ目は2018年配信予定の新アプリ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』の告知として『μ’s』と『Aqours』の18人が名前を呼んでバトンをつなげながら、最後は全員で矢澤にこの決め台詞「にっこにっこにー」で締めるというスペシャルボイスPVを上映。
2つ目は、TVアニメ2期のPV第3弾の公開。そして3つ目は、『Aqours 3rd LIVEツアー』開催決定のお知らせで埼玉・メットライフドーム、大阪・大阪城ホール、福岡・マリンメッセ福岡の3箇所で『2018 EARLY SUMMER』に開催予定とのこと。どの発表にも観客たちは大歓声をあげ喜ぶ様子が。
その気持ちは『Aqours』のメンバーたちも同じだったようで、1人1人のスピーチの際には、大発表に触れて涙ぐむメンバーも。逢田は連日4万人の大観衆が訪れたということで、「こんな大きな会場に立たせて頂いて、全然想像はつかなかったんですけど不安とか怖いという気持ちはなかったんです。それは、『Aqours』のみんながいるから、応援してくれるみんながいたから!本当にありがとうございます!みんながここに運んでくれたんだよね!!みんながいたからツアー成功できてよかった」と、最後の方は涙声での万感のスピーチ。
伊波は、3都市でのツアーを振り返りつつ、「“見たことのない夢と軌道 追いかけて”きたらみんなが追いかけてきてくれて『Aqours』という形も見えてきて」と、楽曲『青空Jumping Heart』の歌詞になぞらえて振り返り、「3rdLIVEツアー、絶対ビックリさせるから!!待ってるんだぞー!!!」と、力強い呼びかけであいさつを終える。
そのまま、列車型のトロッコに9人で飛び乗ると、『太陽を追いかけろ!』『Landing action Yeah!!』の2曲を会場全体を周りながら歌唱し、ファンの笑顔に包まれるなか、ツアーのオーラスを飾った。
■9月30日公演のセットリスト
M1:HAPPY PARTY TRAIN
M2:Pops heart で踊るんだもん!
― MC1 ―
M3:少女以上の恋がしたい
M4:夏への扉 Never end ver. /桜内梨子(CV.逢田梨香子) 、国木田花丸(CV.高槻かなこ) 、小原鞠莉(CV.鈴木愛奈)
M5:真夏は誰のモノ?/黒澤ダイヤ(CV. 小宮有紗) 、黒澤ルビィ( 降幡 愛)
M6:地元愛♡満タン☆サマーライフ/渡辺 曜(CV.斉藤朱夏) 、津島善子(CV.小林愛香)
M7:夏の終わりの雨音が/高海千歌(CV.伊波杏樹) 、松浦果南(CV.諏訪ななか)
― MC2~幕間映像① ―
M8:未熟DREAMER
M9:恋になりたいAQUARIUM
― MC3 ―
M10:Daydream Warrior
M11:スリリング・ワンウェイ
― 幕間映像② ―
M12:近未来ハッピーエンド/CYaRon!
M13:GALAXY HidE and SeeK/AZALEA
M14:コワレヤスキ/Guilty Kiss
― キャスト映像③ ―
M15:青空Jumping Heart
M16:SKY JOURNEY
― MC4 ―
M17:MIRAI TICKET
M18:君のこころは輝いてるかい?
―アンコールアニメ―
EN1:サンシャインぴっかぴか音頭
― MC5 ―
EN2:太陽を追いかけろ!
EN3:Landing action Yeah!!