藤井流星 生田斗真のバトン受け継ぎ黒柳徹子舞台「ハロルドとモード」で19歳の少年に!「貴重な機会を頂けた」と喜びや演出のG2氏からは「奇才(と私は勝手に思い込んでます)」

藤井流星 生田斗真のバトン受け継ぎ黒柳徹子舞台「ハロルドとモード」で19歳の少年に!「貴重な機会を頂けた」と喜びや演出のG2氏からは「奇才(と私は勝手に思い込んでます)」1

 アイドルグループ『ジャニーズWEST』藤井流星(27)が女優・黒柳徹子(87)のライフワーク公演で9月30日より上演となる舞台『ハロルドとモード』(上演台本・演出:G2)に出演することが8日、発表となった。

 『ハロルドとモード』は、1971年にアメリカで公開された映画で、ブラックユーモアを随所にちりばめながら、79歳と、19歳という年齢差のあるちょっと変わった2人のラブストーリーと、生きることの楽しさをコメディータッチに描き、映画の公開から約半世紀たった現在でも多くのファンを持つ作品として知られている。昨年9月に朗読劇として上演され、舞台セット、衣裳、照明、ピアノの生演奏など意匠を凝らし朗読劇という枠組みを超えた作品づくりで話題となった。

 79歳のチャーミングな女性モードを演じるのは黒柳。モードに恋する19歳のやんちゃな少年・ハロルド役は、昨年演じた生田斗真からのバトンを受け継いだ藤井が演じる。ちなみに、藤井にとっては、昨年上演された『正しいロックバンドの作り方 夏』以来1年ぶりの舞台出演となり、黒柳とは初共演。ほかにも、森川葵、小林大介、石丸謙二郎、高島礼子がキャスティングされている。

 藤井は、「今回の出演が決まり、とても嬉しかったですし、朗読劇と聞き、驚きと新しい経験ができることにワクワクしました」と、オファーを聞いた時の心情や、「前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時にプレッシャーもあります」とも。

 さらに、黒柳との共演へは「ご一緒できることは凄く驚きました。小さいころからテレビで拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を頂けたことに感謝していますし、いろいろと学ばせていただきたいです」と、意気込みつつ、「この作品は、最初は変わり者の少年とファンキーな老婦人に見えますが、その裏にはさまざまな事情もあり、話が進むにつれ見えてくる人間らしさや、
モードが発する一言一言がぶっ飛んで聞こえるのですが、実際は凄く考えさせられるもので、そこが魅力だと思います。舞台は、映像と違いリアルタイムでお客さんの反応が返ってくるので、緊張感もありますが逆にそれが楽しくもありますし、毎公演、勉強になります。朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストのみなさんとご一緒できることが光栄ですし、すごく楽しみです。観に来て頂ける方に『ハロルドとモード』を楽しんでもらえるように頑張ります!」と、メッセージを寄せた。

 舞台『ハロルドとモード』東京公演は9月30日から10月14日までEX シアター六本木にて、大阪公演は10月16日から同18日まで森ノ宮ピロティホールにて上演予定!

 ■ストーリー
 自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳徹子)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(藤井流星)という、真逆の死生観を持つ二人。共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で、何度か顔を合わせたことにより仲が深まり、ハロルドは次第にパワフルな生き方のモードに惹かれていく。周囲の人々は2人の交際にひどく反対するが、おかまいなし。生きることの楽しさをモードから学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開くのだが……。

 ■キャスト・スタッフコメント
 ○上演台本・演出:G2 コメント
 朗読劇に全く興味はありませんでした。ですが、徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、昨年、この作品を朗読劇として台本も新たに「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに喜んで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて心を奪われてしまうという事件も起きました。
 今年、キャストを一新しての再演にあたり、ハロルド役には奇才(と私は勝手に思い込んでますが)藤井流星くんを迎えます。同じ台本・演出でも、作品に必ずや新たな息吹をもたらしてくれることでしょう。私も心を更地にして取り組む所存です。
 キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。
人 間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。

 ○黒柳徹子
 昨年の朗読劇は、私にとって初めてと言っていい経験でしたけど、みなさまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、みなさまの想像力が、それをはるかに上回る、とわかったのです。
 好評につき、今年もやらせて頂くことにしました。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラブストーリーです。ハロルドは、お金持ちの息子ではありますが、孤独で、「人生、死んだ方がまし」と考えているような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。
 昨年は、ハロルド役を生田斗真さんにやっていただきましたが、今回は、ジャニーズ WEST の藤井流星さんにお願いしました。
 私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣くこともあるのです。
 ぜひ、ご覧ください。お待ちしています。

藤井流星 生田斗真のバトン受け継ぎ黒柳徹子舞台「ハロルドとモード」で19歳の少年に!「貴重な機会を頂けた」と喜びや演出のG2氏からは「奇才(と私は勝手に思い込んでます)」3

藤井流星 生田斗真のバトン受け継ぎ黒柳徹子舞台「ハロルドとモード」で19歳の少年に!「貴重な機会を頂けた」と喜びや演出のG2氏からは「奇才(と私は勝手に思い込んでます)」2

2020年公演時の舞台写真