俳優・吉沢亮、山田裕貴が17日、東京・新宿ピカデリーで映画『東京リベンジャーズ』(監督:英勉/配給:ワーナー・ブラザース映画)大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、司会はフジテレビの山崎夕貴アナウンサーが務めた。
『週刊少年マガジン』(講談社)で漫画家・和久井健氏が連載している累計発行部数1000万部超となった『東京卍リベンジャーズ』が原作で、現在TVアニメも放送されている作品。不良だった絶頂気の高校時代から、しょぼくれた大人として生活をしていた主人公・タケミチ(北村匠海)。ひょんなことから高校時代にタイムリープすることになり、未来で事故死する人生唯一の彼女だったヒナ(今田美桜)を救い、背を向け続けた人生を変えるために、リベンジを仲間たちとともに開始するという物語となっている。9日に公開され3日間の興行収入約7億円、累計動員数は50万人超という反響となったことからイベントの開催となった。
吉沢は現代でヒナタを事故死させるきっかけとなる東京卍會(トーマン)のNO1であり、タケミチの人生に大きな影響をもたらすことになる、無敵のマイキーこと佐野万次郎役を、山田はマイキーの無二の親友にしてトーマンの副総長の“ドラケン”こと龍宮寺堅役を演じている。
この日、吉沢、山田ともに浴衣姿で登場。よしざわは、作品は数度の撮影延期を乗り越えてなんとか撮影を終えたなかで先に放送となっているTVアニメが追い風になったと感謝しつつ「俺らマジ、リベンジャーズじゃんとって」と、しみじみ。
こだわりぬいたビジュアル面について、「ビジュアルを合わせていくことで役がこう馴染んでいくというか。僕は金髪のときはカツラなんです。黒髪の方に注力していたので」と話したり、山田は原作のドラケンとマイキーの身長に差を出すために靴の中に15センチのインソールを仕込んでいたとも。
続けてマイキーの回し蹴りのシーンが5秒ほどで上映されることに。そのシーンでは、原作とは違い回し蹴りにしていると話していたが、吉沢はもともと「バッキバキに体が硬いんで」と、その場で前屈してそれを証明。そこで撮影当時は「サウナで柔軟をしていました」といい、その際は前屈が床に届くほどだったそうだが「あんまりオススメはしないです」と、急場しのぎのもののようだった。ちなみに、吉沢がアクション監督を“あくとん監督”(聞いたママ)と噛んだことから山田が気に入ってその後、山田が“あくとん”を連発し2人の仲良さを窺わせてもいた。
そんな2人のパーソナルなエピソードについても質問が。山田は吉沢と初対面の際に、「彼にいつ話しても覚えてないというんですけどメイク部屋で初めて会ったときに、『ものすっごいイケメンですね』といったんです」といい、山田が小さな声で「言われ慣れてるからじゃ」というと、吉沢はそれを採用したのか「言われすぎてて……」と、コメントすることも。
逆に吉沢は山田とのエピソードへ「共演シーンはなくても一緒の映画に出ているというので、軽く飲み会があったときに、ほぼ初対面の状態で結構ディープなキスをしたんです」と告白。会場はこれにざわつくなか、山田は「お酒も入ってたから」「周りに言われたんだよ」と、状況を補足し吉沢も「いろんなところで男と男がキスしているのが勃発しちゃって、ディープな接吻を交わしましたね」。
そのディープなキスのてん末として、山田は「別の作品で本当にキスシーンがあったんです。恋愛ではないですけど、『僕たち(キスが)初めてじゃないんです』といったら、スタッフさんたちが『えっ、えっ!えっ!!?』って謎な空気になっていました」と、苦笑いだった。
そんな2人に作品を通してお互いの印象は変わったか?という問いかけも。吉沢は山田へ、「最初からお芝居への熱量とか愛情があって。その情熱はキスしたときから分かっていたんですけど(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「そういう部分はあまり変わらないかな。それこそ1回緊急事態宣言が入って撮影が止まったんですよ。そこから2ヶ月、ポッと空いたときに本当に自分がどうしていいかわからなくて。芝居も、いつ続きを撮れるかわからないしというときに、このモチベーションはどう繋いでいけば良いんだろうと。それでリモート飲みで山田くんに相談したときに、『いいじゃん、1回全部忘れちゃえば。もうこの2ヶ月は走り抜けてきたし、いつ始まるかもわからないこの状況で、分からないものに対して不安を持ち続けるよりも、1回全部忘れて、やれると決まったきに本気を出せばいいんだよ』と言われて。めっちゃイケメンやん!って思って」と、心に沁みる言葉をもらったそう。
「そんなこと言ったかな(笑)」といっていた山田は吉沢へ「印象は変わらずですね。あんまり表には出さないけど、彼もものすごい熱い男なので。お芝居に対して負けたくないというか、ちゃんと妥協したくないというところを考えている人だから、ルックスでイケメンと言われますけど、そこだけじゃない良さがたぶんお芝居の中にある人だと思うんです。それは自分でセッションをさせてもらっていてもわかります。それに僕は彼のお芝居が好きで、それもあいまって好きだなと思うので、自分でこうしたい、こう作っていきたいんだというのは、明確で昔から変わってないので、変わらず大きくなっていってるという感じですね」と、熱く語り吉沢もこれに「尊敬してます……尊敬してますよ」と2度言ったが、これに山田は「2回言われると……」と、ちょっと訝しげだった。
ほかにも、お互いをどう呼び合っているかという質問に吉沢は「山田くん」と言っていたが、出し抜けに「裕貴」と呼んでみて2人でテレて吹き出す一幕も。逆に、山田は吉沢が亮とストレートに呼ばれることが少ないということで亮としているそうだが、山田が「こういうところで言うと呼び捨てにしやがってにならない?大丈夫?」と戦々恐々。これに吉沢が、会場にいた吉沢ファンが“亮”といううちわを掲げているということで「みんな呼び捨てだから」と、うまくフォローしていた。
最後に山田から「ビジュアル面を観てもらっても分かりますが、みんなの心も熱いです。ぜひそこを観てもらえれば」とアピールし、吉沢は「みんなの心がいろんな方向に動いて、シンプルに泣けるし熱くなれるし、こういうどストレートな映画って、ここ近年ないんじゃないかなって。こういうのこそエンタメだよなって、手前味噌ではございますが、本当に面白い映画になっていると思いますので、この作品を観て面白いと思った方はSNSやいろんなもので発信頂ければ」と、メッセージを寄せていた。
映画『東京リベンジャーズ』は公開中!
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※追記に伴い初稿タイトル『「吉沢亮 山田裕貴と浴衣姿で「結構ディープなキスをしたんです」告白に会場ざわつく!前屈も披露や「俺らマジ、リベンジャーズじゃん」」』から変更しました。