杉野遥亮まさかの聞き間違いでデート意識の衣装で「ミスっちゃった」と恥ずかしげ！北村匠海＆磯村勇斗フォローも納得行かずな“杉野ワールド”全開

　俳優・北村匠海（23）、杉野遥亮（25）、磯村勇斗（28）が29日、東京・新宿ピカデリーで映画『東京リベンジャーズ』（監督：英勉／配給：ワーナー・ブラザース映画）大ヒット御礼！東リベの夏は終わらない！舞台あいさつに登壇し、司会はフジテレビの山﨑夕貴アナウンサーが務めた。

　『週刊少年マガジン』（講談社）で漫画家・和久井健氏が連載している累計発行部数2500万部超となった『東京卍リベンジャーズ』が原作で、現在TVアニメも放送されている作品。不良だった絶頂気の高校時代から、しょぼくれた大人として生活をしていた主人公・タケミチ（北村）。ひょんなことから高校時代にタイムリープすることになり、未来で事故死する人生唯一の彼女だったヒナ（今田美桜）を救い、背を向け続けた人生を変えるためにリベンジを仲間たちとともに開始するという物語となっている。杉野はヒナの弟でタケミチのタイムリープのトリガーとなるナオト役を、磯村はタケミチの親友・アッくん役を演じている。

　全国332館でライブビューイングが行われるなか上映後に3人が登場。この日の衣装へ、夏休みに本作をみんなで観に行く時のカジュアルコーデをテーマにしていると山﨑アナから解説があったが、磯村は「終わった後にウォーっとなったときに」という衣装といい、Tシャツをデニムパンツにインしていた北村は「男は黙ってデニムはけ！というマイルールと言いますか（笑）。Tシャツをズボンにインするのを17歳くらいからやっててダサいとか言われていたんですけど、最近レトロブームが起きて、このスタイルが少しずつ広まってきていると思います」と、胸を張る。

　そんななか杉野は、「みんなでという設定なんですか！？」と、驚きだす。どうも杉野は「俺はちょっと違うかなって……デートに行く設定かと思っていたんです」と、取り違えていたそうで、これには山﨑アナも「お伝えしたはずですが……」と困惑。それでも杉野は「みなさんの前に出るし、爽やかなものをと思ったんですけど……ミスっちゃった……（この衣装は）デートっぽくない？」と、恥ずかしげに言い出すと、磯村も北村も口をそろえて「仲間と一緒に……っぽいよ」と、認める。しかし、今度は杉野自身が納得いかないようで「普段は白Tにチノパンとかそういう格好なんですけど、仲間と一緒に……」と、マイペースに首を傾げ、“杉野ワールド”全開だった。

　イベント中には『SUPER BEAVER』が歌う本作主題歌『名前を呼ぶよ』のMV～映画『東京リベンジャーズ』ver.～がお披露目。3人も座って鑑賞することとなったが、北村は「ちょっと危なかったですね」と、涙しそうになったといい、「撮影ってほんの20秒のために1日かけたりするんです。この作品は、普通の映画を作る過程よりも長かったし、（新型コロナウイルスという）時代とも戦って、みんなで戦ってという現場だったと思います。その結果で嬉しく思います。この2人（磯村と杉野）とは二十歳くらいからの付き合いですけど、感謝できるというものでした。本当に冗談じゃなく、このチームで作りたいし、続きがあってほしいなって、匂わせでもなんでもなく願望ですけど思っています。またそうい僕らの気持ちを届けられる場をと思いました」と、熱い胸の内を披露。

　杉野もその北村のスピーチに感銘を受けた様子を見せながら、エンドクレジットで多くの人がかかわっていることをあらためて感じ「作品が世に出ていくにあたって、身を寄せ合って届けているなということを実感して、感動的なVTRでした」と、胸いっぱい。磯村も「こうして劇場でメイキングを観る機会ないので、こうして、共有できたことは嬉しいですし、こっ恥ずかしいところもありますけど、俳優というところにスポットが当たりがちですけど、スタッフの方たちあってのもので、仲間と一緒に作り上げているんだなと感じました」と、感慨深げだった。

　そして杉野から、「僕も少しでも日本に活気だったり、これを見たいと思う作品の一員になれたこと、誇りに思います。これからも、それぞれのキャストは違うフィールドになるかもしれないけど、少しでも明るい何かを生み出せたらいいなと思っています」と、前向きな気持ちを語り、北村は「僕があらためて役者をやる意味を再確認できたというか……。僕らはこれからも止まらないし、明日というものは必ず来るし、オリンピックで活気づく中、その裏でいろんなことが起こっていますけど、こういうものを届けて、背中を押すことなんだなと思います。『東京リベンジャーズ』というものに力を駆りたくなったらまた来て頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

　映画『東京リベンジャーズ』は公開中！