玉井詩織 10代キャスト陣へ「“若者たち”」でしみじみや「中学生の時しか持っていないパワーって凄まじい」！本田翼との共演は「嬉しかった」とニッコリ

　アイドルグループ『ももいろクローバーZ』の“しおりん”玉井詩織（26）が31日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『都会のトム＆ソーヤ』（監督：河合勇人／配給：イオンエンタテインメント）公開記念舞台あいさつを俳優・城桧吏（14）、酒井大地（15）、豊嶋花（14）、渡邊心結（13）、森崎ウィン（30）、市原隼人（34）、原作者のはやみねかおる氏、河合監督とともに開いた。

　はやみね氏の人気推理小説シリーズ『都会（まち）のトム＆ソーヤ』が原作。類まれなるサバイバル能力を持つ内藤内人（城）と、一大財閥の御曹司で学校一の秀才・竜王創也（酒井）の2人が、天才ゲーム・クリエイター集団『栗井栄太』が街に仕掛けた数々の「謎」を解きゲームクリアを目指すため、さまざまな場所を舞台に推理と冒険を繰り広げていくという物語。

　玉井は本作で市原、本田翼、森崎とともに活動する『栗井栄太』にて、プログラムを担当するジュリアス・ワーナー役で出演。前日30日より公開され、上映後にドレス姿で登場した玉井は、「ジュリアス・ワーナー役を演じました玉井詩織です。世の中が暗いなかで、みなさんに楽しんでもらえる、みなさんの気持ちを明るく照らしてくれるような作品になっています」と、ニッコリとあいさつ。

　城、酒井、豊嶋、渡邊の10代組が緊張気味な初々しいあいさつをする姿を玉井、森崎、市原が笑みを浮かべて見守る和気あいあいといった様子で進行。そんななか玉井へは本作を観てほしい人について質問が。

　「この映画の魅力の1つが、夢に向かって突き進む若者たち……“若者たち”という私もそういう年齢になったんだなと」と、笑いながらしみじみしつつ、「若者たちがパワーあふれて突き進む姿は、大人の方たちは自分の学生時代を照らし合わせながら観てもらうと楽しいかなと。それと学生のみなさんにもたくさん観て頂きたいなと思います」と、アピール。

　続けて、市原が、10代組のキャストへ「頑張っているなって」と目を細めつつ、「物が言えない映画はダメだから！キャリアも関係ないからお客さんを楽しませるということは僕らが楽しまないといけないので」と、熱を込める。

　そこから、市原は「やったらびっくりするかなとか、化学反応が生まれるかなと思ったりするんです」という遊び心と作品をより良くしたいという思いから、撮影では台本になかった酒井のあごを掴むというアドリブを入れていたことも明かすことに。これに玉井が反応しそのときの酒井の様子へ、「『あごを掴まれるから歯をは磨かないと！』ってなってたよね（笑）」と話すと、「市原さんから『ちゃんと目を見て！』という指導があって、僕が目が泳いでいて（苦笑）。そのアドバイスがあったからこそあんなに緊張感あるシーンになったなって」と、作品にアクセントをつけたようだった。

　また、イベント終盤には本作に出演している本田翼、中川大志もVTRで登場。中川が「先輩としての姿を見せたいなと、思って格好つけてました」と、告白していたが玉井は「大志くんとは撮影が2日間一緒で、大人キャストの中では1番年が（10代組キャストと）近いので、積極的にコミュニケーションをとっていて。あれは格好つけていたんだと思っていました（笑）」と裏話を話したり、本田へは、「事務所で一緒にレッスンを受けていたこともあったので、一緒にお芝居をするという機会もなかったので嬉しかったです」と、感激していたそうだ。

　そして玉井は「みなさんが大人っぽいからなか、私が子供ぽいからなのか話していることに差がなくて」と、苦笑いしつつ、「学生時代は後から手に入らないキラキラした時間だと思うので、そんな中で同年代の方たちと出会えるというが羨ましいなと思っています」「中学生の時しか持っていないパワーって凄まじいと思うんです。いまからでもどんな夢でもいいから1つ持ってもらえたら」と、10代組の4人へのメッセージも寄せていた。

　映画『都会のトム＆ソーヤ』は公開中！