音尾琢真 白石和彌監督からのオファーは二つ返事!「仮面ライダーブラック」トークにまで発展し「今まで見たことのないような仮面ライダーになると思います」

音尾琢真 白石和彌監督からのオファーは二つ返事!「仮面ライダーブラック」トークにまで発展し「今まで見たことのないような仮面ライダーになると思います」5

 俳優・音尾琢真、白石和彌監督が映画『孤狼の血 LEVEL2』(監督:白石和彌/配給:東映)が8月20日に公開することを記念し2日、北海道・札幌で開幕した『監督 白石和彌×俳優 音尾琢真 映画祭』内でトークショーを繰り広げた。

 映画『孤狼の血』は、昭和60年代の広島・呉市をモチーフとした場所が舞台。一匹狼という言葉がふさわしい一癖も二癖もある暴力団係の刑事・大上章吾(役所広司)と、その大上につけられた松坂演じる新人刑事・日岡秀一が、地元で抗争を繰り広げている2組の大規模なヤクザ組織と渡り合っていくハードボイルド作品として2018年に公開。大きな反響を呼び、第42回 日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにするなど旋風を巻き起こしており、本作は日岡を主役に据えた続編となる。

 北海道出身、同じ旭川西高校の出身の2人は昔ばなしにも華が咲くいい雰囲気を見せる。白石監督はサッカー部、音尾は新体操部のエピソードを披露。そしてなんと、鑑賞者の中には旭川西高校出身が複数人おり、まさかの音尾の一個下の代の方も参加していたことが判明。そして部活動を聞くとサッカー部であったことがわかり、白石監督が3年生の時の1年生ということで会場にはどよめきが。まさかの展開に同窓会チックに和やかにスタートを切った。

 白石監督は、後輩はやはり可愛いものでと言いながら、過去9作品も白石作品に音尾は出演していると話す。縁あり2人は出会い、音尾は映画『日本で一番悪い奴ら』で一番最初に出演し、演じたのは警視庁の刑事役。監督は「音尾さんの俳優としての魅力に惚れた部分もあったが、従順な可愛い後輩でもある。えこひいきというか、バーターというか…?」と、ニヤリ。音尾は「先輩からのオファーが来たら、とにかくOKと言うこと。台本は読まない、コンセプトも知らない、とりあえずOKと言う」と、二つ返事で受けているそうだ。

 また、白石監督から見た音尾の魅力について聞かれると「どんな役も、時にはコミカルに時にはシリアスに、いろんな形にできるのが最大の魅力。最近はどんな難役を音尾くんにやってもらおうかなと考えるのが楽しくてしょうがない」と、絶大な信頼を寄せている様子も。

 また、作品シリーズでは入れ墨が印象的という話題に。音尾は「あの時は彫れるし、劇用に塗れる人でもある人に入ってもらっていただが、4時間ほどかけてやってもらった。昔は12時間とかかかってましたけどね」と話すと監督は「役柄で絵柄なども基本は決めるのですが、本当に僕も気になっちゃって、ワンカットごとに見に行って、できたときは写真撮影したもんね(笑)」と楽しそうに話すほどこだわりがあるのだとか。

 そこで気になるのが吉田滋の『LEVEL2』。どんな役になっているのか聞かれると監督は「実は最初に脚本家が本書いたときには、吉田のよの字もなくて、唯一脚本家の先生にお願いしてなんとか音尾、いや、吉田を出してくださいとお願いをして(笑)。結果、作った役がすごく大きくなって、おいしい役になってますよ」と、話した。

 また、シリーズ化に関して「『孤狼の血』が世に出てから、会う役者、会う役者、みんな僕を広島に連れて行ってほしいという話をされるんです。でも刑事でオファーしたら、『あ、ヤクザじゃなければすみません』という人が結構いたんですよ」との反響を話すと、音尾は「1番がっかりしてるのが中村獅童さんですよね(笑)」と明かすしつつ、「前作の衣装合わせの時に、『なんで俺はヤクザじゃないの監督~』ってもうすでに不機嫌そうでしたよ(笑)。でもこのポジションでいてくれたことが今作ですごく生きているので、期待ですよ」と、見どころもあるようだった。

 ここからは観客との質疑応答コーナーへ。今後やってみたい題材について聞かれ、また音尾をどんなやくで起用するか聞かれると
「僕は本当にいろんなものに興味をもっているのですが、直近で発表したものでいうと『仮面ライダーブラック』。今まで見たことのないような仮面ライダーになると思います」といい、さらに音尾を別作品にすでにオファー済であることを話すと会場からは拍手が沸き起こる。

 音尾は「その件で謎のメールが届きまして、その話を聞く前に仕事のオファーをもらう前に、謎の人間ではない役名だけが書かれていて。最近はちゃんとした役名じゃない、単語単語で連絡が来るので(笑)。でもね、これは本当に楽しみにしていてください!」と期待あふれるコメントを残した。

 またもう一問。すすきのを舞台にする予定はありますか?という質問に対して、白石監督は「すすきのにかかわらず、北海道を舞台に、何かいい題材があれば。気持ちはあるんですが、ほんとネタ募集ですね」とのことだった。

 最後に8月20日の公開を迎えるにあたり白石監督は「去年のコロナ禍の中で撮影した作品なのですが、観てくれた人みんな観終わったあとに元気がもらえると言ってくださります。コロナとか、今の生きづらい世の中を吹き飛ばせるのは『孤狼の血 LEVEL2』、そんな力がある作品だと作ったわれわれも本当に思っている作品ですので、ぜひたくさんの方に観て頂きたいです」とアピール。音尾は「どれも名作ぞろいですが、『孤狼の血』役所広司さん、大好きな大好きな大先輩なのです。でも『孤狼の血 LEVEL2』は若いわれわれで作り上げた一段違うエンターテインメントになっております!僕もそうだったのですが観終わったあとは簡単に立ち上がれないほどの大興奮状態でした。ぜひ、みなさんにも体験いただきたですし、いろんな方に薦めていただきたいです」とメッセージを寄せていた。

 ■孤狼の血LEVEL2 STORY
 舞台は前作から3年後。広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一。権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった1人の“悪魔”によって事態は急転していく……。原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーとして誕生!

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 ※記事内画像は(c)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

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