俳優・横浜流星が2022年に広瀬すずと松坂桃李W主演で公開を予定している映画『流浪の月』(監督:李相日/配給:ギャガ)に出演することが17日、発表となった。
本作は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた作家・凪良ゆう氏の同名小説が原作。9歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない・さらさ)を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき・ふみ)を松坂が演じた。いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印を背負い、息を潜めるように生きてきた2人。誰にも打ち明けられない秘密をそれぞれに抱えたまま、15年後に再会した2人が選んだ道とは……。
横浜が演じるのは、更紗の婚約者・中瀬亮。更紗を愛しながらも、彼女の過去を受け止め切れず自分を見失ってしまう、生々しい“人間”を感じさせる役どころとなる。
もともと原作ファンであることを公言している横浜は、「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」と、起用へ喜びを語るとともに、「原作は文目線で読んでいましたが、話を頂いて亮目線で読むとまた見方も変わりました」とも。
初参加となる李組の撮影へは、「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」と意気込んだり、亮役については「亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います」とコメントを寄せている。
一方、李監督は横浜の抜擢の理由を「横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました。一途な思いは、時として他者を傷つけ、間違いを犯させます。愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています」と期待を寄せつつ、「まだ誰も見ていない横浜流星を見つけられますよう」と、思いを伝えている。
映画『流浪(るろう)の月』は2022年公開予定!
■ストーリー
雨の夕方の公園で、びしょ濡れの9歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。
それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。が、更紗のそばには婚約者の亮がいた。更紗の過去も受け入れた上で、彼女を見守ってきたつもりの亮だったが……
※横浜流星過去関連記事
・横浜流星 マルハニチロから起用で新中華街(R)とWILDishシリーズCMに登場!「あー、腹減った。でも準備も片付けもめんどくせーって、あるある」とカメラ目線も
・横浜流星「女優の横浜流星です」と「第32回 日本 ジュエリー ベスト ドレッサー賞 表彰式」でお茶目さ全開!「ジュエリーに見合う男になっていけたら」
・吉高由里子と横浜流星にまつわる裏話など続々で町田啓太でスピンオフ!?三木孝浩監督が映画『きみの瞳が問いかけている』ロングラン大ヒットでQ&A開催
※記事内画像は(c)2022「流浪の月」製作委員会