モデルでタレント・紗栄子(34)が31日、TOKYO FMホールで『TOKYO FM×ユニクロ 防災の日 特別番組』公開収録イベントに、防災システム研究所 所長/防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏、株式会社ファーストリテイリングのシェルバ英子氏とともに行った。
TOKYO FMとユニクロは、防災の日に合わせ、生活者の防災意識の向上を目的として、『防災の日 特別番組 ~考えよう、服の備え~』を制作した。紗栄子は、一般社団法人Think The DAYを立ち上げ、災害支援活動を行っていることからゲストとなった。
番組では、全国の一般生活者と市区町村を対象とした「災害時の備え」に関する調査結果からみえてきた、「服の備え」の必要性についてトークを展開。
被災地を訪れて支援をしてきた紗栄子としては、「優先的に食料だったり、飲料だったりとかが物資として届くなかで後回しになるのが衣服で、女性だととくに下着とか生理用品とかがあって。避難所に伺ったときに、こっそりほしいものをうかがうと、そのなかに下着は入りますし、意識して頂ければと思います」と、現状とともに訴える。
「避難所は共同生活なので、洗濯する場所もなく、洗ったものを干す場所もない。干すときも、性犯罪とかの危険性もあるので、ご自身で準備していただくのが1番だと思います」と、呼びかけた。
防災セットと呼ばれるものの準備について、紗栄子は「長い避難所生活の中では、くるものがあるので心の支えになる温かい食事を用意する」と話したり、「緊張を緩和できるアロマグッズとか、CDなども提供しています。少し余白を置いてあるというか」と、精神的な部分の意識のことなども語った。
イベント後半には20リットル入るリュックに、速乾性の高いブラトップのタンクトップ、避難所に落ちているものから身を守る靴下を3足、防水や撥水ができる軽量のパーカーを提示したり、山村氏は雨合羽と洪水でマンホールの蓋が外れているときの対策として長い棒の用意を語り、紗栄子も「みんなが自分の安心安全を確保できる用意をと思いました」と、コメントを寄せた。
番組の模様は9月1日午後8時30分からTOKYO FMにてオンエア予定となっている。