アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧が連ドラ単独初主演し『オトナの土ドラ』枠で現在放送中の『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)。4日午後11時40分から放送となる第5話のゲストとなる女優・鞘師里保へインタビューが敢行された。
原作は作家・澤村御影氏の「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫)。伊野尾演じる完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰と、“キンプリ”ことアイドルグループ『King & Prince』神宮寺勇太演じる過去に怪異を経験したことで嘘が分かる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディが、「コックリさん」や「神隠し」といった怪異事件の謎に挑む異色の民俗学ミステリーとなる。
5話では、一人暮らしの部屋で何度引っ越しても怪異が起きるという夢を追う若き女性・桂木奈々子(鞘師)。原因を調査するため瑠衣子(岡田結実)と不動産屋に向かった高槻は、そこで店主の山口(螢雪次朗)と息子の雅史(金井浩人)に会う。奈々子は何かに呪われているのか?高槻は本物の怪異と出会えるのか……というストーリー。
以下、インタ部分全文。
――桂木奈々子という役について教えてください。
鞘師:私が演じる奈々子は23歳で、どうしても声優になりたいという気持ちを抑えられなくて、親の反対を押し切って東京に出てきたのですが、引っ越しする度にいろいろな怪奇現象に遭遇してしまいます。台本を読んで思ったことは、奈々子は「これだ!」と思ったら突き進むような真っ直ぐな子。私より“若々しい”と言ったら表現が違うかもしれませんが(笑)、誰よりも“汚れた気持ちが無い”そんなピュアさを感じました。
――そんな奈々子とご自身、共通する点は?
鞘師:私は普段、昼ご飯を決めるだけでもウダウダしちゃうタイプなんですが(笑)、「絶対これ!」と思った時には行動しないと後悔しちゃうタイプです。なので、自分の人生に重ねると「モーニング娘。」に在籍している中で「留学に行きたい!」と思い「絶対そうする!」と決めたら行っちゃうような突き進む感じは自分と似ていると思いました(※)。加えて、奈々子は九州出身で、私は広島出身と、田舎から東京に出てきたところも重なります。私の両親はありがたいことに「頑張れ!」と応援してくれたので、そこは奈々子と違いますが、私もたとえ両親が反対したとしても、きっと同じように行動したと思います。自分に近い役だったので、気持ちが乗って演じることができました!
(※)5年間在籍した「モーニング娘。」を卒業後の2016年、英語とダンスを習うために17歳で単身アメリカ・ニューヨーク市などへ約2年間留学。
――怖い体験が続く役。ご自身の怖い体験は?
鞘師:本当にタイムリーな話なんですが(笑)、このドラマの撮影中に、自分の家で怖い体験をしたんですよ!仕事から帰宅して、しばらくした時に、自分より10メートルくらい離れた場所に置いていたスマホから急に音楽が流れ始めたんです!「私、着信音を設定したかな?」と思ったんですけど、そんなはずもなく、タイマーでもなく。深夜ではないとはいえ夜だったし、本当にビックリしましたね。最近は声を発したら反応するスマート家電もありますが、何も言ってないのにスマホが勝手に音楽を流したのですごい怖かったです。私の方が反応して「えっ!?」って言いましたもん、1人で(笑)。
――伊野尾さんとの共演経験は?印象は?
鞘師:伊野尾さんは、明るくて“内に秘める”と言うより“みんなに自分の気持ちを共有する”愛されキャラのイメージでしたが、今回初めてお会いして、さらにそのイメージが膨らみました。いちゲストの私を含めて全員とフラットにお話しされ、とてもいい雰囲気作りをしてくださる方だと思いました。今日は伊野尾さんと岡田さんとの撮影でしたが、合い間ではスパイスカレー屋さんの話で盛り上がりました。どこのカレー屋が美味しいのか3人で情報交換ができたので、開拓が楽しみです(笑)!
――神宮寺さんの印象は?
鞘師:神宮寺さんも初対面ですが、テレビでKing & Princeさんがバキバキに踊っているのを見る機会があり「すごいな!」と思っていたんですが、実際お話ししたら、とても“おしとやか”というか同じ年なのに落ち着いていて、優しい印象を受けました。先日の撮影では、伊野尾さんと神宮寺さんが体が硬いのを気にされて「このドラマの期間中に体を柔らかくしよう」と目標を立てたようで、私にも「体、柔らかいですか?」と聞いてくださったので「私はこの程度(床に手が)着くんですけど」とやって見せたりしまして。「レッスン前は柔軟をたくさんします」という話をしたら、お2人は「そんなに時間をかけない」とおっしゃって「逆に、軽くストレッチしただけであんなに踊れるのがすごい!」と感心してしまいました。
――岡田さんについては、どうでしょう?
鞘師:岡田さんは1度ごあいさつしただけだったので、今日初めてちゃんとお話ししたんですけど、初日とは思えないぐらいたくさんお話しさせていただきました。多分(ゲストの)私が一人でポツンとしやすいと思って、気を遣って話を振ってくださったんだと思うんです。岡田さんはたしか1つか2つ年下だと思うんですけど、すごく気遣いができる素晴らしい方だなと思いました。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
鞘師:第5話は女性の方にとっては、ちょっとヒヤッとするような話です。ドラマの中で起こる怪異な出来事もそうですし、展開の中でもそういうふうに思ってしまう場面もあるのですが、最終的には温かい気持ちになってもらえるんじゃないかなと思うんですね。それが、どんな形で現れるのか、楽しみにしながら見ていただけたらなと思います!
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