俳優・山本耕史(40)が19日、都内で米映画「パーティで女の子に話しかけるには」(監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル/配給:ギャガ)のジャパンプレミアにミッチェル監督とともに出席。「体感してもらうのが一番。アートを観ているような、恋をしているような…見終わった後にすごく希望のある作品なので、ぜひ楽しんでほしい」と熱烈PRした。
いまもなお「生涯のベスト1」の声多き伝説の名作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」でおなじみのミッチェル監督の最新作。パンクなのに内気な少年・エンが偶然潜り込んだパーティで出逢った異なる星からやってきた少女・ザンに恋におち、大人たちが決めたルールに反発したふたりが、危険で大胆な逃避行に出るという、パンク少年と異星人の青春ラブストーリー。
これまでに舞台で3回にわたりヘドウィグを演じ、ミッチェル監督とは9年ぶりの再会を果たした山本は「きょうはジョンの友人ということで来た。作品を観てジョンらしい素敵なパッションをいただいた。青春時代の懐かしさもあるし、近未来的なディテールもある。ジョン自身はファンタジーが大好きだが、それを映画で表現した最初の作品かも。ジョンの心のなかがきっちりカタチになって、アートになっていった感じがする」とのっけから大絶賛。
お題にちなんで、自身の青春時代については、「ヘドウィグもそうだったが、何かに向かって没頭したのが青春だと思うので、これからも青春時代は送れると思うが、仕事も恋愛もいっぱいあったかな。作品でジョンの子どものころや理想を観られてキュンとした」としみじみ。イベント終盤ではミッチェル監督とともにステージ上で”ヘドウィッグ”で登場する曲「ザ・オリジン・オブ・ラブ」を一緒に歌ったが、「ジョンが突然、歌えるか?っていうので、最初にキーだけ合わせた。歌自体はアドリブ」と即興の観御著なコンビネーションも披露し、ご満悦だった。
プライベートでは妻で女優・堀北真希(29)との間に第一子をもうけたが、「かわいいですね。独身のときは自分のことだけでせいいっぱいだったが、いまは自分だけじゃない。でもそれはそれで楽しい。外に(呑みになどに)行くときはトコトン行くし、セーブしているわけじゃないが、意外と家呑みがいいんだなって思った。そんなに飲み過ぎないし、体調的にもいい」と家庭生活も順調。「妻がいまは子育てをしているので、一緒にお酒は楽しめない」というが、「家事はやっているほうだと思いますよ。オフロにはよく入れるし、ひととおりは何でも。自分の心境自体は変わらないが、楽しみが増えたというのが大きい。さんざんひとりの時間も過ごしたんでね」と”父親”を楽しんでいる様子だった。12月1日公開!