女優・桜井ユキ(30)、阿部純子(24)、俳優・佐々木一平(39)、満島真之介(28)、高橋一生(36)が21日、東京・新宿武蔵野館で映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEARUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』(監督:二宮健/配給:アーク・フィルムズ)初日舞台あいさつを二宮監督とともに開いた。
30歳を目前にし、催眠状態を演じているうちに妄想と現実の境界が揺れてくる主人公・オリアアキ(桜井)の人生再生が始まっていく姿が描かれる。ショー番組のMCチャーリー役に満島、アキの恋人・カイト役を高橋が演じている。
満島がチャーリーとして場内にやってきて、ハイタッチするという賑やかななかで始まることに。桜井は去年のいまごろに撮影をしていた作品が初日を迎え胸いっぱいといった様子で、高橋も「今この舞台上に立てているのが幸せですね。チャーリーにも会えたのが嬉しい(笑)。桜井さんと同じで1年前に撮影を始めて、みなさんにお見せできるのはやっぱり嬉しいんです」としみじみ。
満島からは“デート”のお誘いがされるも「忙しいかな?」というと、高橋は「秋は3年先までスケジュール埋まっているっていってたけど、きょうにでも行く?」と、返し盛り上げた。
さらに、本作が妄想と現実の区別があいまいになっていくということで、いま自分が妄想していることについて質問が飛ぶと、阿部は「私は高橋一生さんになって女性をメロメロにしたい。『anan』の特集にも出たい」というと、高橋は恥ずかしげにはにかむ。その高橋は「僕の妄想は二宮監督でまた作品を一緒にやりたい。二宮健と一緒に本当に映画をやりたいなと思っています」と、妄想というより真摯な願望を語り、桜井も「私も二宮監督の作品に主役じゃなくていいのでまた出たいです」とうなずいていた。
すると満島も「僕はメキシコに居たときに、この役の話を聞いて。その日だけ空いている日が撮影日だと聞いて運命かなと思って。一生さんも桜井さんも言っていたように監督の妄想する別の世界を紡いでいけたら」と、二宮監督の作品への再びの起用を願っていた。
そして高橋から「カイトをやらせて頂きました高橋一生です。朝から観て頂いたんですよね。監督の頭の中みたいなのを観て頂いたと思うんですけど、僕も二宮監督の頭の中が大好きです。1年前に撮影しましたが、こういう形で、この役で、このキャストのみなさんでお仕事ができたことをみなさんの前にお見せできることは今まであんまりなかったかもしれません。こういう劇場のサイズで近いところで映画を観て頂けることというのは、僕にとっての幸せな経験になっていくと思っています」と、思いの丈を口にしていた。
映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEARUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』は10月21日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!