“山P”こと俳優・山下智久が株式会社デジタルガレージ(DG)の新広告に起用となり22日より全国放送となる新TVCM『TOMIGAYA』篇に出演することが発表となった。
今回の山下の起用へ、同社側は、「1995年の創業以来、日本のインターネットの歴史とともに歩んできたDGは、『ファーストペンギン・スピリット』のもと、国内外に向けた新たなビジネスを開拓し続けています。この度、創業25周年を迎えるDGの新広告キャラクターを務めるのは、俳優、ミュージシャンとして、国内のみならず、海外にも活動の場を広げている山下智久さん。米仏日共同制作ドラマ『Drops of God/神の雫(仮)』(2022配信)で
主演を果たすなど、世界を舞台にチャレンジという名の旅を続け、エンターテインメントの舞台で『ファーストペンギン・スピリット』を体現していることから、DGの新広告キャラクターとしてふさわしい存在と考え、今回の起用に至りました」としている。
CMは、DG創業のきっかけとなった日本初の個人ホームページ『富ヶ谷』の開設を題材に、主人公の山下と、その相棒を務めるペンギンのシンボルキャラクター「ファギン(ファーストペンギンの略称)」が登場。2人が出会い、DGの全貌にふれる時空の旅へ出かける様子を映画のような壮大なストーリー。スピーディーな展開や、疾走感のあるサウンドと力強いビジュアルで訴えかけるミュージックビデオのような世界観が楽しめる。
撮影では、個人ホームページ「富ヶ谷」へ相棒のファギンと一緒にダイブするシーンで、ワイヤーアクションを採用。ハーネスで固定した体の4点(両肩甲骨と両もも)にワイヤーを結びつけて、約1.5メートルの高さに吊り、水平状態で臨むものに。きれいな姿勢を長くキープするには、相当な腹筋と背筋の力が必要とされ、前から後ろへ回り込むカメラワークと演技のタイミングを合わせるため本番では何度もていくを重ねていた。
なお、今回DGより依頼した企画コンセプトに合わせて、山下が作詞も手掛けたCM楽曲『Vision』では、“はじまり”を予感させるフレーズと印象的なギターリフが、DGへの期待感とスケール感を引き立てている。
撮影後、山下はインタビューに答えた。以下全文。
――CM撮影の感想をお聞かせください。
山下:デジタルガレージさんが創業された当時の富ヶ谷のガレージを再現して、そこから旅が始まっていくという内容でしたが、僕も一緒に時空をさかのぼって、デジタルガレージさんの歴史を体感しているような感覚で撮影していました。相棒も出てきて、とてもエンターテインメントなCMになっているのかなと思います。
――相棒「ファギン」との共演について。
山下:実際の現場ではぬいぐるみのファギンがいたので、それがCGで命を吹き込まれていく過程とか、動いている姿をイメージしながら撮影していました。
――撮影で大変だったところ、面白かったところをお聞かせください。
山下:宇宙空間に飛び込むシーンがあって、その時は宙吊りになって撮影したんですけど、それが肉体的に大変でしたね。かなりいい姿勢で空を飛ぶことができたと思うんですけど、翌朝起きたら背中がすごく筋肉痛になっていました(笑)。
――セットについて。
山下:実際、創業当時のガレージにも自転車とか、ギターがあったとうかがったんですけど、すごくカッコいいセットで、デジタルガレージさんの歴史を感じながら撮影することができました。1日で壊すのがもったいないなと思いました。
――山下智久さんが手掛けた今回のCM楽曲は、どのようなイメージで作られたのでしょうか?
山下:「これから始まる」など、事前にキーワードをいくつかいただき、毎日新しいスタートを切るとか、希望が感じられるような歌詞を心がけて書きました。音楽で力強さを表現するというテーマもいただいたので、共感しながら作れたかなと思います。
――デジタルガレージの企業理念「ファーストペンギン・スピリット」について。
山下:とても勇気のいることですが、誰よりも先に新しい景色を見られるという意味では、やりがいがあるのかなと思います。自分も「ファーストペンギン・スピリット」を持っていたいし、ずっと忘れたくないなと思いました。