元『モーニング娘。』の飯窪春菜(26)が26日、東京・後楽園ホールで『終末のワルキューレコラボマッチ~神vs人類~8人タッグマッチ』のセコンドとして登場し、試合に華を添えた。
『終末のワルキューレ』とは、2018年に『月刊コミックゼノン』(コアミックス)にて連載がスタートし、単行本の累計発行部数が900万部を突破した人気漫画。全世界の神代表vs人類代表による人類存亡をかけたタイマン13勝負が展開されるというもの。今年6月にアニメ化され全世界配信され、早くも第2期の制作が決定し、10月からTV放送が開始となる。本イベントは、“戦い”という共通点を持つプロレスとのコラボしたもので、舞台版よりも先に“神VS人類”の戦いが実現したもので、舞台版でゼウス役を務める関本大介が神側選手として参戦し、特別解説に長州力も起用された豪華コラボイベントとなっている。
飯窪は11月27日から12月5日にかけて上演される舞台版の『こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ 提携公演「週末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~』にて半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人・ブリュンヒルデを演じることからゲストとなった。
ブリュンヒルデ衣装で人類軍の選手とともにリングに姿を見せた飯窪。圧倒的な神軍の力に絶体絶命の人類軍。そのとき飯窪が人類軍の援軍の選手・アダムを“召喚”したが、結果は人類軍の敗北で終結となった。
再びリングに上った飯窪は、「初めてプロレスを生で見ることができて、大迫力でした!」と感想とともに、「ブリュンヒルデとしては人類軍が勝ってほしかったですけど、この続きは、舞台でお楽しみ頂ければ!いまこのリング上で繰り広げられた、神対人類の熱いタイマンが繰り広げられます」と、舞台版もしっかりアピールした。
終了後、メディアの取材に長州、飯窪、関本選手が応じることに。飯窪へセコンドを務めた感想を尋ねると、「プロレス自体を生で観るのが初めてだったので、迫力を体感しました!」と、興奮気味。しかし、「おもしろかったんですけど、『ブリュンヒルデだから笑うの我慢だ』というので観ていました」と、苦労もあったのだとか。
そんな飯窪へ長州は「この子すごいよ。4対4で戦っているのを観戦しているのも存在感があって。こんな小さな体だけど、周りの人達も冷やかしじゃなくてわーって沸いてて」と、一目置く存在になったようだった。
記者からはリングにあがってみたい?との質問も飛んだが、飯窪は「考えたこともないです。体がひょろひょろなので筋トレから始めないとと思って(苦笑)。でも、お客さんも一体となったリングだったので、それはすごく楽しそうだなって。あの空間を観たら立ってみたいなと思いました」と、新たな世界を垣間見たようだった。
作品にかけて飯窪自身にとっての神のような存在は?という質問が。これに「私の周りには神がいっぱいいるんです。『モーニング娘。』に入るきっかけは、道重さゆみさんが神様だと思って入って。『モーニング娘。』に入ってからも、仕事のあり方やカメンバーとしての過ごし方を教わりました」という大切な存在と話すとともに「明石家さんまさんと今ラジオをやらせて頂いていて、さんまさんは神だと思います。優しさの塊で、ずっとしゃべててくださるし、プレゼントでも服をプレゼントしたら着た写真を送ってくださって。そういうことを1人1人にしている優しい方だと思います」と、しみじみ。
また、先日『モーニング娘。』時代同期だった佐藤優樹(22)が今年12月の日本武道館公演をもって卒業することを発表したが、「まさかまーちゃん(佐藤)が卒業かと。つんく♂さんから22歳が勝負といわれたこともあって勝負を決断したんだというのを感じました。卒業後も活動を続けたいとソロになったまーちゃんも楽しみにしています」と、エール。なお、同期の飯窪、佐藤、石田亜佑美、工藤遥の4人で活動10周年を記念して「集まろうという話をしてます。普通にご飯食べるだけだと思います。現役中は未成年だったので どんな話ができるのか楽しみにしています」と思いを馳せていた。
もし、神様がいるとしたらどんなお願いする?という問いかけには、「まずはこのコロナの終息を願いたいですが、11月にこの作品の舞台があるので、それを無事に千秋楽まで走り抜きたいなと思っています」と、しっかりした願いを明かしていた。
■対戦カード
<神>関本“ゼウス”大介&樋口“ベルゼブブ”和貞&納谷“スサノヲノミコト ”幸男&“アポロン”彰人
<人類>勝俣瞬馬&上野勇希&MAO&中村圭吾