青柳翔、秋山真太郎、町田啓太、小澤雄太、鈴木伸之、小野塚勇人、八木将康、佐藤寛太、SWAYによる『劇団EXILE』が16日、宮城・仙台の東京エレクトロンホール宮城で『JAM -ザ・リサイタル-』の初日の幕をあけた。
まずはこのプロジェクトの中心人物で演歌歌手の横山田ヒロシ(青柳翔)目線でのナレーションの入った『jam』『JAM -the drama-』のダイジェスト映像が流れる。それが終わると、スクリーンには『タケルエキスポ2022』の文字とともに、劇中で発足した芸能事務所・タケルプロの西野タケル(町田啓太)が登場。ドラマの中のタケルそのままの怪しさ全開の壮大な事業計画とスピーチの後には、タケルプロの所属タレントたちが勢ぞろいしてリサイタルが開幕した。
最初にパフォーマンスを披露したのは“アジアを股にかけるスター”レスリー・チャンチャン(佐藤寛太)。映画『jam』でラーメン屋のバイトをしていたことを生かしたユニークなカンフーアクションを、金城タロー(八木将康)、山下トオル(秋山真太郎)とともに見せる。
元チンピラだが、興行の世界に飛び込んできた世良コージ(小澤雄太)と滝口ジュン(小野塚勇人)コンビは、なつかしのデュオ・くずの「全てが僕の力になる」を熱唱。これまでずっと世間からクズと言われてきたであろう世良と滝口が、一生懸命クズ拾いをする姿に胸を撃たれた。
続いては一発屋と言われながらも演歌歌手として奮闘する港町タカシ(SWAY)のステージに。先輩の横山田ヒロシからもらった『MA・SA・KO』をド派手な着物姿で熱唱すると、ラップと融合した新たな演歌『MASAKO THE ギャラクシー』を初披露。目の前で斬新な楽曲ができあがっていく工程でも楽しませてくれた。
元チンピラコンビの山下、金城はピンクとグリーンのスーツで『BLACK PHOENIX』をデュエットするが、途中でタケルが登場し、彼の一言で、イリュージョンがあり、あっと驚く仕掛けも。
映画では復讐にかられていたが、ドラマでは愛することを知る無口な川崎テツオ(鈴木伸之)は、アコースティックギターでしっとり聞かせる。SABU監督が作詞した劇中歌の「君の全てが僕になる」を弾き語りしたほか、サポートギターとともにカバー曲など全三曲を歌いあげた。
そして横山田ヒロシのステージに。サングラスに白のスーツで、ムーディーな楽曲「儚」を、“おもろセクシー”に見せたかと思えば、新たな横山田ヒロシを披露し、驚き、笑い、そして聞き入ってしまうド派手なエンターテインメントを見せてくれた。
エアボーカルグループのBIRTHDAY BOYSは、そのグループ名にちなんだ、観客のみなさんを楽しまる演出をプレゼント。そして、ドラマでも披露した『NEED UR LOVE』のダンスを華麗に見せた。
それだけではなく、横山田ヒロシと港町タカシのデュオ・ジャッカルによるポップソング「キャモン!」では、BIRTHDAY BOYSとコラボしてパフォーマンスする場面も!アップテンポの曲で大いに盛り上がり、リサイタルの終盤をしめくくった。
その後、全員で再登場して、タケルプロの今後の事業計画として、『JAM -ザ・リサイタル-』の追加公演が11月30日に大阪オリックス劇場で行われることも発表。チケットは、ファンクラブ、モバイル会員先行より随時発売予定となっている。
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※記事内画像は(c)JAM -the project-