アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一が主演し公開中の映画『燃えよ剣』(監督:原田眞人/配給:東宝・アスミック・エース)。本作の新場面写真が19日、解禁となった。
本作は作家・司馬遼太郎氏の同名小説が原作。江戸時代末期の剣客集団『新選組』のたどる道を副長・土方歳三(岡田)にフォーカスを当てて描いた作品となる。徳川幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が激しくなるさなか徳川幕府の後ろ盾のもと結成された『新選組』は倒幕派勢力の制圧に八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる。しかし、時流は倒幕へと傾いていくこととなり……。
公開された新場面写真は土方歳三(岡田)、沖田総司(山田)が、それぞれの想い人であるお雪(柴咲コウ)、糸里(阿部純子)それぞれが想い人と寄り添うもの。「新選組」としての誇りと信念を胸に、命を懸けた危険な戦いに身を投じる土方と沖田。写真では、そんな彼らが決して戦場では見せることのない表情を浮かべており、お雪と糸里に対する深い愛の絆を感じさせる。一方で、血に染まる沖田と彼を抱き寄せ涙を流す糸里の姿からは、激動の時代によって引き裂かれていく彼らの切ない運命の結末も予感させる。
原作ではフィクションでありながら、「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」と原田監督が明かす“お雪”を演じた柴咲は、運命の出会いを果たした土方とお雪について、「人間の輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で惹かれ合うものがあったと思う」とコメント。
土方を演じた岡田とは、あまり多くの言葉を交わすことはなかったものの、「(土方とお雪の)見えない絆というものがどんどん深まるようなお芝居だった」と充実した撮影当時を振り返っている。
そんな柴咲に対し、「表情のニュアンスから繊細さと美しさを醸し出していて、すべての瞬間をお雪として生きていた」(原田監督)、「立ち姿もキレイで、現場ではいつも美しいと思っていた」(岡田)とそれぞれ絶賛している。
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※記事内画像は(c) 2021 「燃えよ剣」製作委員会