菅田将暉「袖で捕まえて逃げられないように囲いながら」と裏話披露!「第13回TAMA映画賞授賞式」最優秀男優賞受賞で「花束みたいな恋をした」は「もはや演じなくてもいいくらい」のち密さ

菅田将暉「袖で捕まえて逃げられないように囲いながら」と裏話披露!「第13回TAMA映画賞授賞式」最優秀男優賞受賞で「花束みたいな恋をした」は「もはや演じなくてもいいくらい」のち密さ5

 俳優・菅田将暉(28)が21日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで『第13回TAMA映画賞授賞式』に最優秀男優賞を受賞したことから登壇となった。

 菅田は本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞を役所広司とともに受賞。『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』の演技が評価された。なお、『花束みたいな恋をした』は共演の有村架純も最優秀女優賞、土井裕泰 監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同は映画ファンを魅了した事象に対し表彰となる特別賞を受賞となった。

 菅田は、受賞へ、「このような賞を受賞できて嬉しいですし、『キネマの神様』という作品では映画監督役を演じさせえて頂きました。あらためて映画に携わる方へのリスペクトというか誇りに思いました。そんななかで、コロナ禍になり、悲しいことがたくさんあり、本当に自分も外に出なくなり、映画や音楽に癒やされて作品を作ろうということになるなかで作品が完成して。いざ公開となっても延期だ延期だとか、8か月延期になったり、それでも、公開されたら客席は半分で。『花束みたいな恋をした』という作品では緊急事態宣言中で、映画館に観に来てくださいとは1回も言えませんでした。でも、こうして自分の仕事と心底向き合った末に、こんなに誇らしい場でみなさまに感謝を伝えられることが本当に嬉しいです」と、スピーチをしていた。

 『花束みたいな恋をした』については、脚本の坂元氏に菅田が詰め寄ってお願いした作品だといい、「きょうみたいなこういう授賞式のときに、『ラブストーリーやりたいです』と袖で捕まえて逃げられないように囲いながらでした。舞台を観に行った帰りにもいらっしゃったので、念押しで、『どうなってます?』と言って、書いてくださいと言いました」という裏話があるそうで、司会が「軽いノリで言ったんじゃなかったんですね?」と水を向けると、菅田も「軽いノリじゃないですよ!」と、そこは苦笑い。

 そうしてできあがった同作の脚本へ、「坂元さんの書くもののを全部を見れてないかもしれませんが、あるあるの達人というか、共感を超えて、これは俺だなという具体的なものが 散りばめられていて。今回の映画はたく協賛をしてくださって、実名のものがいっぱい出てくるんです。もはや演じなくてもいいくらい現実に転がして頂きました」と、ち密な作り込みに圧倒されたようだった。

 壇上では、有村、土井監督も交えてトークも行われ、土井監督は2人の役作りへ「描かれてない部分の時間が自分たちが埋めていこうという姿があったのでとにかく撮影中2人は一緒にいたし、積み重ねていらっしゃいました」と、距離が近いように見える役作りをしていたそうだ。

 同作の1番好きなシーンへは、菅田は、「猫を拾うシーンは笑いが止まらかなったです。子猫拾ってみたいあこがれがありましたけど、2人の同棲の中に猫が入るというので、突き詰めていくと笑いになるんだなって」と振り返ったり、有村は「2人の出会いから別れまで見守ってくれた、ファミレスのシーンですね。キーになる場所ですので」と、アピールしていた。

 ほかにも同作が共感を呼んだ理由は?との質問が。これに菅田は「事実の圧倒的強度じゃないですか。僕の周りでも映画のように5年同棲するなかで、猫を飼ったりとかリアルに20、30人いたので、坂元さんの演出の強度。僕もラブストーリーをやりたい言ったのは、照れが出ちゃうというか……。現場に入ると体が怖がって思春期みたいになっちゃうというところを土井さんが可愛く演出で見せてくれるというのと、坂元さんの甘いエッセンスが効いていると思います」と、分析をしていた。

 また、菅田は15日には俳優・小松菜奈(25)と結婚したことを発表して以降、初イベントとなり、司会からも「プライベートでもおめでとうございます!」と声をかけられると、菅田は「ありがとうございます」とはにかむように笑い、そんな菅田を祝福するようにこの日1番の万雷の拍手でお祝いしていた。

 ほか、イベントには役所広司、尾野真千子、藤原季節、金子大地、伊藤万理華らも登壇した。

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