歌手でタレント・岩橋玄樹(24)が24日、都内で『イヴ・サンローラン・ボーテ ABUSE IS NOT LOVE 記者会見』に登場した。
同ブランドでは、イヴ・サンローラン・ボーテが2020年よりグローバルで展開している、恋人からの『ABUSE(=暴力)』の9つのサイン認知と教育を広める『ABUSE IS NOT LOVE(アビューズ イズ ノット ラブ)』活動を展開。その兆候として、①無視する・機嫌が悪いとあなたを無視する、②脅す・あなたが断ると脅す、③侮辱する・あなたをけなす、④操る・言動を強制する、⑤嫉妬する・あなたの行動にやきもちを妬く、⑥管理する・あなたの行く場所や見た目を管理する、⑦干渉する・あなたのスマホを見たり、居場所を確認したりする、⑧孤立させる・あなたから家族や友人を切り離す、⑨萎縮させる・おかしいと言って、あなたに恐怖心を植え付けるの9つのサインを挙げている。これを『女性に対する暴力撤廃の国際デー』にあたる25日より日本でもスタートさせることとなり、岩橋は本活動を広めるABUSE IS NOT LOVE ジャパンサポーターを務めることとなった。
黒のジャケット&パンツ姿で登場した岩橋。普段はそういったスタイルはしないそうだが、「きょうこれを着て鏡を見たら意外と似合っていてビックリしました(笑)」と、気に入っている様子。さらに、イブ・サンローランのアイシャドーとリップもしているそうで「すごくテクスチャーもいいです。居心地も最高です。なんか大人になった感じがします」と、気持ちもアガっている様子。
ジャパンサポーターに選出されて「本当に嬉しかったですね。僕がこういう場に立つことで何か少しでも役に立つことができればと思います。それと16歳から24歳と若い世代の方で起こりやすい問題で、僕がちょうど24歳なので、僕が何か発信することで、多くの若い世代の方々に届けばと思います」と、意気込みを。
このイブ・サンローランの取り組みへ、「本当に素晴らしい取り組みだと思います。僕自身、初めて知った問題でした。この問題を知っているか知らないかで、今後そういう状況に出会ったときにとれる行動が違うかなと思うので、まずは知ることが大切だなと感じました」と、考えを話す。
身近に起こる暴力の9つのサインを見ながら岩橋は「意外と身近に起きそうなことばかりなんです。スマホを見たりとか、居場所を確認されたりとかは嫌だなと感じます」と、感じたことを話す。
とくに『⑤嫉妬する・あなたの行動にやきもちを妬く』へは「正直、僕も嫉妬してしまうとか、ヤキモチを焼いてしまったりすることがあるので、気をつけないといけないなと思いますね」と、しみじみ。その一方で「嫉妬は愛情表現かなと思うこともありますが、それが相手にとっては辛くなったりということかあるので、より考えないといけないなと思いますね」と、踏み込んで話すとともに「恋愛関係になるとそういう気持ちになってしまうということが不思議に思うんです。だからこそ、そういうものが見えづらくなるのかなと思います」と、語っていた。
ほかにも『①無視する・機嫌が悪いとあなたを無視する』へも「恋愛関係じゃなくても友人だったり家族だったりとか、人としてそういうことをしてはいけないと思います。距離が近いパートナーだからこそ、もっとお互いを尊重して思いやる気持ちも大切だと思います。それに『②脅す・あなたが断ると脅す』『③侮辱する・あなたをけなす』は怖いですね」と、気持ちを語っていた。
「もうすでにこの問題に困っている方、もし誰かが今後こういう問題に巻き込まれてしまうことを防ぐためにも、僕が何か役に立つことができればいいなと思います。僕も勉強していきたいと思いますので、ぜひこのABUSEの9つのサインを知って頂き、周りに困っている方々がいたら声をかけてもらえれば。みなさんが笑顔で幸せな生活を送れるよう祈っています」と、メッセージを寄せていた。