リーミュ第5弾開幕!白井悠介「陰キャをキレさしたら怖いんだぞォオ!」で熱演や中島ヨシキ「嫌いだったから大変だった」もの?【昼の部公式レポ】

リーミュ第5弾開幕!白井悠介「陰キャをキレさしたら怖いんだぞォオ!」で熱演や中島ヨシキ「嫌いだったから大変だった」もの?【昼の部公式レポ】5

 朗読劇プロジェクト『READING MUSEUM』(通称:リーミュ)の第5弾となる『デッドロックド・デリヴァリーズ~百万探偵都市の殺人宅配(マーダー・オーダー)~』の初日公演が30日、開幕。浪川大輔、関智一、白井悠介、中島ヨシキが昼の部公演で観客たちを楽しませた。

 『READING MUSEUM』(通称:リーミュ)は、声優・浪川を館長に迎え講談社、星海社、エイベックス・ピクチャーズが一体となって織りなす、新感覚朗読劇プロジェクト。2020年9月にMixalive TOKYOにて第1弾『池袋ナイトアウルテールズ』を上演以降人気を博し今回はその第5弾。本公演は21年5月に上演された第3弾『デッドロックド・ディティクティヴズ~百万探偵都市の史上最悪密室~』の続編となっている。公演中に「投票アンケート」が実施され、最も票を得たルートで展開されるという仕掛けがほどこされていることが特徴だ。

 以下、公式レポート部分。

 重厚感のある鉄骨で囲まれた四角形の空間と、細長いスクリーンで構成されたステージセット。心地良いBGMとともにキャストが入場し、観客はデッドロックドの世界に浸り始める。登場したのは、マンションへピザを配達にやってきた浪川演じるちゃらんぽらんな若き底辺探偵・シゲムラ。同じくデリバリーの宅配で訪れた白井演じる若き底辺探偵・ノロ、関演じる高名なベテラン悪徳探偵・サッサ、中島演じる貴公子然の話し方をする中堅探偵・クロス。偶然居合わせた4人は死体のある部屋へ閉じ込められてしまう。中島から順に探偵としての力をアピールする中、特にハイテンションだったのが白井演じるノロ。どこか狂気じみた白井の演技にベテラン声優の浪川は思わずたじろぎ、戸惑ってしまう。その様子を横目にドンと構える存在感抜群の関という構図に、観客から拍手が沸き起こっていた。

 閉じ込められた4人は死体の謎を解き、この部屋と思しき場所から脱出するため、部屋の中で捜査を始めることに。力を合わせてスムーズに解決できると思いきや、観客の投票結果によってノロが死亡してしまうという誰も予想できない展開に。「陰キャをキレさしたら怖いんだぞォオ!」と雄叫びをあげながらフェードアウトした白井の迫力ある演技に目が離せなかった。言動が丁寧でも心の脆さと不安定さを醸し出していた中島、強キャラ感を漂わせながらも際どい発言を真顔で連発する関、唯一、前作から引き続いて登場したシゲムラのキャラクターを踏襲しながらも、新しい一面を、引き出していた浪川。そして、物語は白井のナレーションによって新たな展開を見せる。

 照明によって雰囲気がガラリと変わり、物語はノロが生きていた世界線へ。そこで、浪川が観客によって決められたドシモネタ対抗で男子高校生のようなノリでシモネタを披露したり、それに対抗してテンポが良くシモネタを挟む関のやり取りにクスリとする場面も。どこか楽しそうにシモネタを言い合う 2 人を冷静な目で見つめていた中島と、その勢いに思わず口元が緩んでしまった白井の姿がさらに舞台を盛り立てる。

 思うように謎が解けない状況に苛立ちを覚える4人は、それぞれの探偵スキルを疑い始めてしまう。様子を窺いながら出方を見極める浪川、白井、関、中島の演技に息を呑んで見守る観客。死んでも生き残る探偵スキルを持っているシゲムラ、密室から抜け出せる探偵スキルがあるノロ、探偵力を飛躍的に増幅する代わりに発言が下劣になるサッサ。一体誰が何のために4人を閉じ込めたのか、果たして4人は無事に謎を解き、部屋から抜け出すことはできるのか……その行方は観客の選択に委ねられることになった。結末後、本編のエピローグとしてお届けされたクロスとシゲムラの一幕も見どころの1つ。ここで、明かされたクロスの過去が、物語にさらなる深みを与えた。

 本編終了後、4人が再びステージに登場しアフタートークが行われた。観客によってルートが変わる仕掛けを初めて経験した関、白井、中島は何が来るかわからないルートにドキドキしたとのこと。ノロを演じた白井は「感情の起伏が激しい役を演じるのは楽しい。思いきり演じることができた」と楽しんだ様子。強キャラのサッサを演じた関は「いつも通りに演じた。(台本は)あて書きかと思った」と笑いを起こしていた。

 他キャストから気持ち悪い役だったと言われたクロス役の中島は、「虫使いなのに、自分は虫が嫌いだったから大変だった」とコメント。「これを機に好きになったんじゃない?」と言う白井に対し「ならない」と即答していた。そんな虫トークで盛り上がる中、観客が選択したルートのパーセンテージが明らかに。観客の多くがシモネタが大好きだとわかるパーセンテージだったそうで、浪川以外の3人は驚きを隠せない。

 最後の挨拶で浪川は「このご時世の中、朗読劇をやらせていただくことは本当にありがたいことです。」と感謝の気持ちを述べた。
さらに浪川から、本作、「デッドロックド・デリヴァリーズ~百万探偵都市の殺人宅配(マーダー・オーダー)~」が5月13日に発売することが発表。アニメイトにて予約すると、今回出演したメンバーと2月6日公演に出演予定のメンバーの限定トークを収録したDVDが特典となる旨が解禁され、観客から喜びの拍手が湧き起こる中、本公演は閉幕した。

 なお、本公演はアフタートーク含め、今からでもご視聴頂けます。さらに来週2月6日(日)の公演では、本日とは配役変え、江口拓也(シゲムラ役)、岡本信彦(ノロ役)、高木渉(サッサ役)、石川界人(クロス役)を迎え、本日の公演とはまた違った「デッドロックド・デリヴァリーズ~百万探偵都市の殺人宅配(マーダー・オーダー)~」の物語をお楽しみいただけます。詳細は本公演公式サイト(https://reading-museum.com/lineup/deadlock2.php)よりご覧いただけますので、配信でも本作の世界観をお楽しみださい。

 ■「デッドロックド・ディティクティヴズ~百万探偵都市の殺人宅配~」
 公式サイト:https://reading-museum.com/lineup/deadlock2.php
 ■公式 Twitter:@READING_MUSEUM (https://twitter.com/READING_MUSEUM
 推奨ハッシュタグ:#リーミュ #デッドロックド2

 ※記事内画像は(c) デッドロックド 2/ READING MUSEUM

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