俳優・草刈正雄(64)が20日、東京・新宿の紀伊國屋書店で初のフォトブック『草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK』(双葉社)発売記念サイン本お渡し会を250冊限定で開いた。
昨年の大河ドラマ『真田丸』(NHK)の真田昌幸役で話題になった草刈が芸歴47年にして初のフォトブックを敢行!ファッショングラビアは大人の色気が漂い、ベストジーニスト賞に選出されたのも納得のデニムパンツ姿、『真田丸』名シーン写真、さらにはロングインタビューなど、さまざまな草刈が楽しめる仕上がり。
スーツ姿でビシっと決め、お渡し会前に報道陣向けに会見を開いた草刈。「去年の『真田丸』効果で、いろいろ取材して頂いたり、そういう形で写真集出しませんかという話になって、出させて頂きました」と、真田丸の人気が本作につながったそう。
その『真田丸』効果により街を歩いていると「以前はそうでもなかったですけど、多くなったかなって。『あっ草刈正雄だ!』とか『昌幸だ!』とか」と、声をかけられることも多くなったのだとか。その際には昌幸の名台詞を求められることもよくあるそうで、「『大博打の始まりじゃー!』ってね。本当に良いセリフをもらいましたね」と、感謝する。
さらには最近、バラエティ番組へも進出しているが、「好きじゃなかったんですが、別の顔を見せられる感じで、やってみると楽しいものですね」と、見方も変わったそうだ。
初のフォトブックの撮影は、「スタッフがとっても盛り上げくれるんです。『うわーすごい!うわーー!!』とかやってくれて、ものすごい乗せてくれるので楽しくできました。これはいろんな表情が出せたかなって思います」と、現場を再現しながらで報道陣の笑いを誘い、「写真集はこっ恥ずかしかったんですけど、スタッフのおかげでいい写真集ができたので、スタッフの愛を感じました」と、お礼もしていた。
お気に入りは「全部ですよ!」と、ニッコリと即答する草刈。とはいえ家族の反応へは「あっさりしたもんでね。娘は見たらしいんですけど『良かったよ』の一言でした。『若かったね』って」と、そこはちょっと寂しげだった。
「還暦過ぎた親父の写真集を誰が買うかと思いましたけど、みなさんのおかげで本当にありがたい。点数?80、90点くらい」と、自信作になったようだが、もし次作を出すならと振られると、「裸ですかね。ちらほらそういう話もあるんですけど実現するかは分かりません。でも、もっと鍛えないと」と、体づくりもしていくようだった。
その後、何十年ぶりというサイン会へ向けその場を後にした。
『草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK』は1900円(税別)で好評発売中!