アイドルグループ『乃木坂46』岩本蓮加(18)、俳優・宝田明(87)がW主演の映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(監督:三宅伸行/配給:東映ビデオ)。本作の公開日が今年4月1日となったことが2日、解禁となりあわせて、予告編、新場面写真、ポスタービジュアル、ストーリーも公開となった。
終活アドバイザーのバイトをしている不登校の女子高生・吉岡咲(岩本)は、一緒に働く老紳士・柴田敬三(宝田)とともに、さまざまな境遇の人々の「終活」の手助けをしていくという物語。制作プロダクションは『Shall we ダンス?』や『ウォーターボーイズ』など数多くの傑作を世に送り出してきたアルタミラピクチャーズ。メガホンは、多くの映画祭で短編映画賞を受賞し、短編作品『サイレン』(2017年)が国内外の映画祭で賞に輝いている気鋭の三宅伸行監督がとる。
予告編では、吉岡咲(岩本)が、柴田敬三(宝田)とともに終活アドバイザーとして働くところから始まります。「いらっしゃいませ」と明るく振る舞い接客をする咲が、ある出来事から学校を不登校になってしまい、思い悩む姿も……。敬三はそんな咲を励ますために、妻と見た故郷のさくらが見たいと語り始めます。その話を聞いた咲は、さくらの木を探しに出かけ、ある真実にたどり着く。そこで咲が取った行動とは……、そして敬三が咲に伝えたかった思いとは……。
不登校の女子高生が「終活」という仕事を通してさまざまな人の悩みに触れながら自身の成長につなげていくという難しい役どころを、今年3月に高校卒業を控える岩本が、等身大の姿で演じきり、俳優としての新しい一面を見せている。
■予告編URL
https://youtu.be/cl1QgFdBYVQ
■STORY
終活アドバイザーのバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本)は、一緒に働く老紳士・敬三(宝田)とともに、さまざまな境遇の人々の「終活」の手助けをしていく。
咲は危険と隣り合わせの職業で、万が一のために家族に遺書を残そうとする者や余命わずかで思い出を残そうとする者たちに寄り添って「終活」のお手伝いをする日々を送っていた。
そんな最中、咲の担任でかつて国語教師であった南雲は生徒からのイジメに遭い、教師をやめ自暴自棄の生活をしていた。咲はひきこもりの彼女の様子を見に度々家を訪れ、様子をうかがっていた。一方で、イジメの張本人の女子生徒を待ち伏せして自分の気持ちをぶつけたりもするが、彼女の中のやるせない気持ちは消えることはなかった。
自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気で老い先短い妻(吉行和子)とかつて見た桜の下での思い出を語る。咲は敬三たち夫婦を励まそうと、敬三がかつて見たという桜の木を探しに出かけるのだが……。
※記事内画像は(c)2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会