タレント・高橋名人(58)、映画コメンテーターの有村昆(41)、J-WAVEナビゲーターのサッシャ(41)が13日、東京・渋谷の人狼ゲームスペース『VR人狼渋谷』で高橋名人VS人工知能『人狼ゲーム決戦!』イベントを開いた。
自分自身の正体を隠しながら相手の表情や言動から相手の正体を探るという若者の間で人気のパーティーゲーム『人狼ゲーム』。その『人狼ゲーム』を世界初VR映像とプロジェクションマッピングとともに楽しめる、今年10月20日にオープンした『VR人狼渋谷』にて、最近話題のAIと略される人工知能に人狼ゲームをさせて高橋名人と対戦させるという企画。
ちなみに同所は、有村とサッシャらで共同経営者として、『VR人狼渋谷』をオープン。有村のツテで元ルーカスフィルムのCGクリエイターがプロジェクションマッピングを制作、サッシャも約18種類のゲーム中のボイスを提供している。ゲーム中の音楽・グラフィックは時間の経過とともに緊迫感のある演出を見せる秀逸さを見せており、VRゴーグルをかけることで、人狼に襲われる恐怖感も体感できるなどさまざまな工夫が見られ、有村も「TV番組に出演しているようなドキドキ感を味わってもらえるのかなと」と、メッセージを寄せる、よりゲームへの没入感があることが特徴だ。
高橋名人はゲーム前に「『人狼ゲーム』ってちょっと飲みながら、相手の表情を見ながら心理戦をやって『お前が人狼だろ!』と言ってみたりしてそのときの驚く表情を見て判断するんですが、きょうはそれが無理。でも、負けたくないです!」と意気込みを。
この日、高橋名人と対戦するのは、人工知能AIチームとして東京大学准教授博・鳥海不二夫氏、静岡大学・准教授博・狩野芳伸氏の作ったそれぞれのAI。ルールは人狼が1人、占い師が1人、狂人・裏切り者が1人、村人2人という設定で高橋名人以外の4人はAIという設定でスタート。
まずは、鳥海氏。年に1回行われるというAIでの人狼の対戦で、上位に残ったAIを持ってきたそうで「正直いってかなり賢いです」と、自信を見せたが、占い師で始まった高橋名人が駆け引きの妙を見せ2日目の朝のターンで高橋名人の勝利が確定。続く狩野氏のAIとの対戦も、狂人設定となった高橋名人は2日目の夜に勝利を手にし盛り上がった。
ゲームを終えて、高橋名人は、「楽しいですよね。月1で先生にもここに来てもらって、一般ユーザーとも戦って頂くというのもいいのかも。そこで会話とか思考部分のAIのデータも蓄積されるのではと思いましたね」と、AIのさらなる成長への期待を寄せることに。
さらに、VRゴーグルをかけ人狼に襲われることも体験した高橋名人。恐怖からか体を捻ったりしながら「狼が来て爪でガリガリとやられる感じですね。あれはヤバイ」と、怖さを実感していた。こちらは今後グラビアアイドルバージョンやイケメン壁ドンバージョンなども用意されるそうだ。
終了後に人狼ゲーム中に今週中に大腸ポリープの手術をすると話していた高橋名人にその具合を聞くと、「先月1回手術しているんです。3つぐらいがいいらしいんですけど、それが大きさもあって取り切れなかったみたいで、大きいままだと体に負担があるそうなんです。大腸ポリープなんで大したことはなくて、前回1番悪そうなやつを取ってみて、とりあえずガンではなかったのでたぶん問題ないでしょう」と、笑顔を見せながら話してくれることも。
一方、有村にも『VR人狼渋谷』の共同経営者として話を尋ねると、「企画は1年ぐらい前から構想があって半年前から動き出した感じです。『人狼』は大好きなんです!『VR人狼渋谷』のアンバサダーを務めてもらっている堀江貴文さんに誘われてやってたら面白くなってきて。『毎週やるなら自分たちでやらない?』となって、今回のコンセプトになりました」と、構想段階から。なお、妻のタレント・丸岡いずみ(46)はこの活動について、「すごく応援してもらってて、まだ来てもらってないですけど、『今度行くよ!』って背中を押してもらっています」と、“妻公認”とも話していた。