“りっぴー”の愛称で親しまれる歌手で声優・飯田里穂が16日、東京・TOHOシネマズ新宿でアニメーション『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』(監督:木下麦/配給:アスミック・エース)完成披露試写会に声優・花江夏樹、お笑いコンビ『ミキ』の昴生と亜生、『ダイアン』のユースケと津田篤宏、木下監督とともに登壇し、司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。
2021年4月より放送されたオリジナルTVアニメ『オッドタクシー』。キャラクターたちのかわいらしい動物のビジュアルとは裏腹に、本格的なミステリー・サスペンスを展開し、1話からち密に張り巡らされた伏線を回収した戦慄の最終回がTwitterトレンド入りするなど大反響を呼んだ作品。その本作がTV版キャストとスタッフが再集結し、新たな視点で構成し、最終回のその後も描かれている。
主人公のセイウチ・江戸川役を花江、江戸川に想いを寄せるアルパカの看護師の白川役を飯田。さらに警察官をしているミーアキャットの大門兄弟の兄を昴生、弟を亜生、劇中のお笑いコンビ『ホモサピエンス』でイノシシの柴垣役をユースケ、ウマの馬場役を津田が声を当てている。
自身の演じた役へ、飯田は「伏線がいろんなところに張られていて。白川に関しては序盤は黒幕なんじゃないかという女性です。話が進むに従って、人間味が生まれてそういうところのうまい具合な演じ方というのが大変でした」と、バランスを意識していたという。
そして劇場版となった本作を、飯田は「このセリフはこういうところに引っかかってくるんだなと、よりつながった感じがあって、ハッという気付きが多かったです」と、新たな発見があったそう。花江は、「収録中は伏線があって期間があって、連続で録ったりしていて伏線を忘れる部分があったんです。TVアニメの際にも、3日に分けて観ようかなと思っていたんですけど、見始めたら先がとにかく知りたいという気持ちで一気に観ました」と、作品にのめりこんだそうだ。
また、芸人業界でもTVアニメ版は大人気だったそうで昴生は、「『麒麟』の川島(明)さん、『くりーむしちゅー』の有田(哲平)さんを筆頭にいろんな人から声をもらって評判めちゃくちゃ良かったですね。アニメで声を録らせて頂いたのは2日でしたけど、声がかかるごとに『ありがとうございます』と
言ってました」と、我が事のように胸を張る。さらに、昴生はアフレコへ「結構スムーズに行きました」とも言っていたが、これに亜生は「全然スムーズじゃなくて、一言ずつでダメ出しされてて、20回目に、監督に『もう分からん!』と言ってて」と暴露。これに昴生は焦っていたが、突如可愛らしい声となり「監督の熱がすごいから。“わからん”と言ってて」と、スルーしようとし、木下監督を苦笑いさせていた。
そして花江から、「映画で何をやるんだろうという気持ちを払拭するような内容です。エンドロールまで見逃さないようにと思っています」とメッセージを寄せるとともに、「公開日の4月1日以降には本当に本当の最後に何かあると伺っています」と、意味深なコメントも残していた。
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』は4月1日より全国公開予定!