俳優・伊藤健太郎主演の映画『冬薔薇(ふゆそうび)』(脚本・監督:阪本順治/配給:キノフィルムズ)。本作が6月3日に公開が決定し、あわせて特報も解禁となった。
ある港町が舞台。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男・渡口淳(伊藤)が主人公。そんなさなか、淳の仲間が何者かに襲われ事件が起き、そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らない人物だった……という阪本監督オリジナル脚本で、人間の業を切なく儚く紡ぐ。
特報では伊藤の撮影時のコメントからはじまっており、「今はもう、失うものは何もない。お芝居ができる環境にいられるということがすごく幸せ」とコメントを寄せる。
その後には、今回初めてタッグを組んだ阪本監督との撮影現場でのやり取りが続く。本作の製作発表時(撮影時)に「伊藤健太郎に逢ってから当て書きした脚本で、余力があればスタッフとして現場でも働いてくれている」と、阪本監督がコメントしている通り、この撮影現場の様子からもその意気込みがにじむものとなっている。
そして最後に映し出されるスローモーション映像は、この特報唯一の劇中シーンだ。静かに、目を伏せがちに振り返る淳の眼差しの先に待つものとは……という仕上がり。
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』は6月3日新宿ピカデリーで全国ロードショー!
■特報映像 YouTube
https://youtu.be/enknKcRoRAk