“セクゾ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Sexy Zone』の“ケンティー”中島健人(28)が23日、都内で明日24日より全世界独占配信のNetflix映画『桜のような僕の恋人』(監督:深川栄洋)プレミアイベントを松本穂香(25)、深川監督(45)とともに開催した。
2017年に発売され、泣ける恋愛小説として話題となり、さらにTikTokで人気に火がつき発行部数60万部を突破した宇山氏のベストセラー小説『桜のような僕の恋人』(集英社)の映画化。中島は主人公・朝倉晴人役を、ヒロインの美容師の美咲役を松本が演じる。さらに、美咲を溺愛する兄・有明貴司役に永山絢斗。貴司の婚約者で美咲の良き相談相手でもある吉野綾乃役に桜井ユキ。晴人の先輩カメラマン高梨健三役に栁俊太郎。同じく先輩カメラマン市川真琴役に若月佑美。美咲の主治医・神谷役に要潤。美咲の働く美容院の店長・辻役に眞島秀和。晴人が師事する有名カメラマン・澤井恭介役として及川光博がキャスティングされている。
会場には、桜の枝がいたるところに飾ってあり、花の匂いも漂うなかでのものに。イベントがスタートすると、ステージに張られたスクリーンに約2分の予告が流れると、スクリーンがあがっていき上がりきった先にはピンク衣装の中島らが。
中島は桜の枝に触れながら登場する風流さを垣間見せながら「この春の季節、桜が舞う季節になりましたけど、満開の笑顔が咲くような時間をと思っています」と、爽やかな笑みとともにあいさつ。続く松本が自己紹介で美咲と言おうとして噛んでしまったのを見て取った中島は「みさきゅん?」と、指ハートを作っていじったりと和気あいあいな始まりとなった。
作品へは「涙が止まりませんでした。人に対する思いやりも込められていて1つ1つのシーンが本当に美しくて。深川監督の演出が美しくてこの世界に溶け込めた部分があって。本当に美しい映画になったなと自分でも思いました」と、自身でも泣けてきてしまうほどなのだとか。
ここで司会が、本作の発表の際に中島が最高傑作にと意気込んでいたという話を振ると、中島も「最高傑作になりました。自分で言うのもあれですが(笑)」と、はにかみつつ、「僕自身の見解なので、僕自身の感想ですけど、でも今作品を観てくださるみなさまに最高傑作にして頂いたらと思います」と、呼びかけた。
続けて役作りのことへ、「どこにでもいる青年が晴人で、監督にオススメして頂いた楽曲を聴いてみたり、自然体の自分に近づけるようにやっていました。撮影期間中の自分のルーティーンの香水をつけるのをやめました。期間中、まったくつけませんでしたね」と、晴人を思い浮かべた結果そうしたという。ちなみに、司会から「そのルーティーンは復活した?」と声があがると、「Everyday」と英語で返して会場を沸かせる。
撮影では、「僕たちその時間を生きていたというリアルがそのまま切り取られています」ということが特徴だそうで、「そこが愛の物語というか、ラブストーリーを築くうえで信頼で画を作り上げていくということを感じて、それがこの作品では。美しく表現できているのではないかなと思います」。
お気に入りは渋谷を晴人と美咲の2人が手をつないで走るシーンという中島。撮影は早朝に行われたそうだが、「穂香さんと2人占めできて、こんなぜい沢な時間はないなって。なかなか人が居ない渋谷というのはないので、ずっとこの時間が続いたらいいのになと思いましたね」と、楽しんでいたのだとか。さらに、「ある種都会的楽園のような建造物建築物が美しいですし、1つの作品に没入できるような、誰もいない都会の美しさはいいなと思いました。監督が『朝の4、5時というのは東京がもっとも美しい』とおっしゃっていて、“Beautiful TOKYO Time”を感じられたと思います」と再び英語でアピールしていたが、今度も「USAと世界中の方が観ているので(笑)」とお茶目なコメントが飛び出していた。
作品にちなんで春が来ると思い出すことは?という質問が。「ジャニーズの仕事を始めさせていただいたのも春なんです。そのオーディションを思い出します」と、前フリすると、回想をはじめ「オーディション当日13時から始まる予定だったんですけどギリギリだったんです。12時58分くらいに着いて。299番までナンバープレートがなくなってて、300番をとろうとしたら、『YOU遅いよ!』と言ったのがジャニーさんだったんです。そこで、『ギリギリで生きていくのもありだな』と思って。その後、ジャニーさんに『あのギリギリのやつとラーメン食べに行くよ』と言われて。春になると思い出します」と、エピソードを披露しつつ、「でもダメですよギリギリは」と、注意するのも忘れなかった。
この春、卒業・入学を迎える学生や新入社員など、新たな門出を迎える人たちへ向けて中島から、「新社会人として新たに人生を始めるというので、第一印象が大切と思っています。新たに新たな自分に生まれ変わるんだと思ったら、花のような笑顔を、みなさんに振りまいてほしいなと思います。笑顔を絶やさず第一印象を明るくということをしてもらえたら」と、アドバイスもしていた。
またイベントでは、作品をいち早く観た観客からの溢れる想いが込められたメッセージが桜の花びらのような映像となって会場に降り注ぎ、これを見た中島は、「今というこの瞬間を大切に生きようと思えたのが素晴らしい気持ちになりました。映画というのが人の気持を前向きにできるということを教えてくれた気がして。この温かい気持ちをずっと大切にして、表現を続けていきたいですね」と、心に染み渡ったようで、「いろんな思いを持ってここまで来たので、いろんなことを思いながら、ようやくここに立てました。あと少しで、みなさんと満開の桜を見るような気持ちになれそうです」と、作品の公開に絡めたコメントもしていた。
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