Musical『The Parlor』(脚本・演出:小林香)取材会が28日、東京・よみうり大手町ホールで開かれ俳優・美弥るりか、花乃まりあ、剣幸、脚本・演出を務める演出家・小林香氏が登壇した。
ある家族の女性たちに連綿と受け継がれてきた場所「パーラー」を舞台に、どこか生きづらさを抱える人たちが「なりたい自分」に近づく物語を描き出す小林氏オリジナルのミュージカル。美弥は孤高の人気ゲームクリエイター・円山朱里役を、朱里の母・円山千里と、朱里の妹・草笛灯の2役を花乃、朱里の祖母で、パーラーを守り続ける円山阿弥莉を剣が演じる。
作品中で1番好きな楽曲について質問が上がると、タイトルにもなっている楽曲『The Parlor』と口をそろえた3人。とくに花乃は「音源を聞いたときに自然と涙が出て」と心揺さぶられたとも。
美弥は1曲ごとにクライマックスのような気分になるようで、「どれもこの曲を歌ったら幕を下ろしていいんじゃないかというくらい、壮大な曲で」とも話していた。
小林氏の演出へ美弥は「かなりアドバイスを頂いて、それを表現につなげて丁寧に丁寧に一歩一歩進んでいるような時間があるんです。私のことを理解してくださっていて、包み込んでくださるような温かさを感じています」と信頼を寄せれば、花乃も「自分の弱点をどう乗り越えたらいいか一緒に戦ってくださるので、ついていこうと思います。それとアメとムチの使い方がとってもお上手で、ちょっとでも変化があったら、それができるできないにかかわらず見逃さずに、絶対に気づいて褒めてくださるので頑張りたいと思えるんです」。剣は「これまで3作品ご一緒していて3作ともおばあさん役なのですが、今回、回想シーンもあって、私自身年も重ねているので若くなれなーいと思って(笑)」と、会見場を沸かせることもあった。
そして美弥からスタッフ・共演者に感謝をするとともに「1日1日、1回1回その時に生まれる繊細な空気を大切に、丁寧に、お客さまにお届けできたらと思います。ちょうどGWなので1人でも多くの方にお会いできたら嬉しいなと思っています」と、メッセージを寄せていた。
Musical『The Parlor』は東京公演は29日から5月8日までよみうり大手町ホールにて、兵庫公演は5月14、15日に兵庫県芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演予定!