藤原竜也 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」へ「日本の演劇に光を入れてくれたら」と期待!向井理と魔法挙げるも演出補から「もうちょっと夢見た方がいい」に一同爆笑

藤原竜也 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」へ「日本の演劇に光を入れてくれたら」と期待!向井理と魔法挙げるも演出補から「もうちょっと夢見た方がいい」に一同爆笑1

 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』製作発表会が17日、東京・TBS赤坂ACTシアターで開かれハリー・ポッターをトリプルキャストで演じる藤原竜也と石丸幹二と向井理らが登壇した。

 “ハリポタ”との略称でも親しまれる『ハリー・ポッター』シリーズの原作者・J.K.ローリング氏自らが原案を練り上げた作品。「家族、愛、喪失」をテーマに『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後の新たなストーリーを舞台化したもの。世界では7都市目、アジアでは初上演の日本オリジナル・キャストで臨む。なお、上演は無期限のロングランを予定していることも特徴だ。

 この日は、藤原、石丸、向井のほかハーマイオニー・グレンジャー役の中別府葵と早霧せいな(Wキャスト)、ロン・ウィーズリー役のエハラマサヒロと竪山隼太(Wキャスト)、アルバス・ポッター役の藤田悠と福山康平(Wキャスト)、スコーピウス・マルフォイ役の門田宗大と斉藤莉生(Wキャスト)、マクゴナガル校長役の榊原郁恵と高橋ひとみ(Wキャスト)、佐々木卓TBSテレビ代表取締役社長、堀義貴ホリプロ代表取締役社長、演出補を務めるコナー・ウィルソン氏が登壇となった。

 藤原は「4月の頭からけいこが始まって、ひと月経っていますけど、ありがたいことにコナーさんをはじめ、優秀なスタッフに導かれながら、しがみつきながら、食らいついていた1ヶ月でした。プレビュー公演に1ヶ月ほど時間を頂いています。もうひと月、もうひと踏ん張りを、スタッフ・キャストともに走りながらと思っています」と意気込みを。さらに藤原は前日16日から舞台を使ったけいこにも入り、ハリポタ仕様になっている劇場を見て「非常に興奮しています。素晴らしいものでしたし、演劇界の暗い時代の後に、日本の演劇にもう1度光を入れてくれたらとと感じています。さらに次のステップに行くために頑張っていきたいと思います」と、気持ちもあらたになる瞬間もあったそうだ。

 石丸は世界で開催されている公演を見て「こんなに盛り上がれるショーがあるんだと思いました」と感銘を受けるとともに、「日本で開幕したら舞台ブームになるのではないかと思います。ショーが始まってから魔法の世界に入り込めるものになっていると思います!」と、アピール。役を演じてみての印象として、「19年時が経って子供が3人いて、魔法省の企業戦士バリバリなんです。こんな現実的なことが起こるんだなって。それと思春期の子供と向き合えないお父さんで、いわゆる映画の中の世界、実体験にもつながってくる、そんなハリーです」と語っていた。

 向井は本劇場のことに触れ「1ヶ月上のけいこを経て、劇場入りできました。想像できなかったことが起きますし、奥行きの深い演劇になっていると思います。チームとして本当に一丸となっていて、とても状態のいいチームだなと思っています。ロングランということで長く続けていくうちに、絆が深まっていくと思いますが、始まる前からこれだけの絆が出来上がっているということはないと思います」と、カンパニーの雰囲気とともに。ポイントとしては、「演劇としては魔法というのがテーマの1つになると思いますが、ハリーであったりロンであったりがちゃんと生身の人間としてお芝居としてして組み立てていかないといけないなと思いますし、1人の人間としてできることがたくさんあるのではないかなと思いました」と挙げつつ、「たくさんの仕掛けと、謎と人間関係が隠されていますので、細かい部分まで生で体験してもらえればと思います」と、ポイントも語った。

 本作が普通の舞台とどこが違っているのかへ榊原は「この舞台にかけるスタッフのものすごい愛を感じています。素晴らしさを伝えたいという気持ちと、私達への愛も感じますが、優しさもあって」と、スタッフのことを触れる。中別府は「一言でいうと、スケールの大きさです」といえば、早霧は「驚きの数です」と、それぞれ話していた。

 作品にちなんで使ってみたい魔法はある?という問いかけに、藤原は「エクスペリアームスは、この舞台でも使っているので、ぜひ注目してもらいたいです」というと、向井は「現実的に扉を開けるアロホモラという魔法です。生活でも朝起きて扉を開けて、洗面所のドアを開けて、この劇場でもドアをあけて、1日何回も使うタイミングあるよなって。それにアロホモラは人に迷惑かけないと思いますし」と、現実的なコメントが。これを見ていたコナー氏は「エクスペリアームスとアロンモーラも、もうちょっと夢見た方がいいのでは」と勧め、藤原は「この質問はなかったことに」と、苦笑いするとキャスト一同大爆笑となっていた。

 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』プレビュー公演は6月16日から7月7日まで全22公演、本公演は7月8日から12月30日までTBS赤坂ACTシアターにて上演予定!なお、2023年1月以降も上演を予定している。

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