俳優・中村倫也(35)が21日、東京・丸の内TOEIで映画『ハケンアニメ!』(監督:吉野耕平/配給:東映)公開記念舞台あいさつに俳優・吉岡里帆(29)、柄本佑(35)、尾野真千子(40)、高野麻里佳(28)、吉野監督(43)、主題歌『エクレール』を担当した『ジェニーハイ』小籔千豊(48)、川谷絵音(33)、新垣隆(51)、中嶋イッキュウ(32)も登壇した。
作家・辻村深月氏の同名小説が原作。最も成功したアニメの称号=「覇権(ハケン)」を取るため、日夜熾烈な闘いが繰り広げられているアニメ業界が舞台。監督デビュー作で、憧れのスター監督・王子千晴と覇権を争うこととなった主人公・斎藤瞳(吉岡)の奮闘を描く。対する天才監督・王子千晴役を中村、瞳を振り回す敏腕プロデューサー・行城理役を柄本、プロデューサー・有科香屋子役を尾野が演じている。
上映後に登壇したキャスト陣。中村は「こんにちは!王子千晴を演じました中村倫也です」とあいさつしつつ、この日はあいにくの雨だったということで中村は「雨ということで、(劇中の)瞳と同じく水たまりにダイブして電子機器を濡らしてもらえれば」と、作品になぞらえた発言で沸かせる。
続けて中村は「初号を観てから佑の役のズル格好良さと、“真千子姉”の貴重な入浴シーンとかを観てもらえれば」とアピール。すると柄本も中村の「ズルボディはいいですよ。あのボディはいい。風呂上がりの王子監督の説得力があります。あれで筋肉バキバキとかになってたら、ジムに行ってただろとなりますし」というと、そこは中村も笑いながら共感し、「運動してない設定なのにバッキバキだとね」とうなずくと柄本は「あれは説得力がありますよ」と、2人で盛り上がっていた。
その2人のコンビネーションは、作品のポスターに記載した「好きを、つらぬけ。」にちなんで、「貫き続けていることは?」をフリップで発表するコーナーでも発揮。吉岡が仲良くなった人にグミをあげるという話を持ち出した際に、中村が柄本に「グミもらったことないの。仲良くなった人にはあげるんだって。もらったことある?」と振ると、柄本は「ない。へー、そうなんだ」と、間に挟まれた吉岡は苦笑いしっぱなしに。
ちなみに中村はフリップにプロサッカー選手の『テオ・エルナンデス』と記し、「みなさんご存知の方です。サッカーをもう何年も怪我か怖くて蹴ってないですけど、ACミランというチームが11年ぶりに優勝に近づいていて、左サイドバックで戦術を担っているんです」と、熱弁。ここで柄本が「事前にこの質問のお互いの答えを見ていたんですけど、『テオ・エルナンデス』って、何なんだろうねとなって『作家?』って聞いたら近いと言われて」と、全然遠いのではという雰囲気となったが、中村はひょうひょうと「作家とサッカーは近い」と、ダジャレな意味で近かったと明かして笑いを誘っていた。
そして中村から「とっても素敵な作品ができたんじゃないかなと思います。“観た人がかならず元気が出る映画”という触れ込みで宣伝して、いい映画ができたと思います。いい映画の制作に関われて幸せです。『とにかく見ろ』と言えるような作品に、吉野の耕ちゃん(吉野監督)がして頂いたと思います。それに尽きますね」と、気持ちを伝えていた。
記念撮影のための場内セッティングのためにその場を後にする際には、主題歌『エクレール』が場内に流れるなか一時降壇することとなったが、中村はリズムに乗ってステップを踏みながら降壇し、その後ろにいた尾野が詰まってしまう一幕。さらに、記念撮影後には生声で「ありがとうございました!」と、声を張るなど余韻を残していた。
映画『ハケンアニメ!』は全国ロードショー中!
※中村倫也過去記事
・中村倫也「寡黙な、孤高の医者」演じたい理由にらしさ全開!探偵役で再登場で口唇ヘルペスの助手に「早く治したいなら、皮膚科行けよ」
・中村倫也 気分屋の探偵役で優雅なティーカップさばき!「良い意味でバカバカしくて楽しかった」シーンとは?
・中村倫也 岩田剛典“新境地”演技の役柄に「何で受けたの!?」と直球質問!木槌手に肩をグルングルンや「アンシャンテ」出てきたのは“帰国子女”だから?