映画『20歳のソウル』(監督:秋山純/配給:日活)公開前夜祭が26日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ俳優・神尾楓珠(23)、福本莉子(21)、関西ジャニーズJr.でアイドルグループ『Aぇ! group』の佐野晶哉(20)、佐藤美咲(22)、佐藤浩市(61)、秋山監督が登壇し、司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
本作は、千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲『市船 soul』を作曲した一人の青年・浅野大義さんと、市船吹奏楽部の絆が生んだ奇跡の実話をもとにした『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』(小学館)および『20歳のソウル』(幻冬舎)を映画化した作品。夢に向かって進んでいく主人公・浅野大義役を神尾、その親友で『市船 soul』の作曲を手伝う佐伯斗真役を佐野が演じている。
開演前には神尾、福本、佐野らが注意事項を影ナレーションでアナウンスすることに。そして、開演時間となると、市船ダンス部『パイレーツ』が『市船 soul』に乗せてパフォーマンスを披露。会場の熱気冷めやらぬなか、キャスト陣が登壇し、特効演出がされ派手な幕開けを迎えた。
拍手で『パイレーツ』を見送ったあと、神尾は、「役者として1人の人生を生ききること、大義さんの人生を1日1日を大切に生き抜くことを感じていました」と、噛みしめるように話し、「普段生きていると、見落としがちで当たり前の事になっちゃっている部分があるので、今回の作品を通して大切にしようと思いました」と、作品を通じて胸に刻んだという。
一方、佐野は「僕にとって初めてのスクリーデビューで、初めての役でしたけど、今後こんな作品に出会えるのかなと思うくらい運命的な出会いでした。1年以上前に撮影したので、公開を今か今かと待っていました。ついに明日公開です」と、初日を迎えた万感の喜びとともに、『パイレーツ』のチアリーディングを生で見て、「僕も3年前まで高校生でしたけど、あんなフレッシュさがいまはないなと感じました。もっと僕ら『Aぇ! group』もフレシュさをとあらためて感じさせてもらいました」と、顧みる一幕も。
さらに、佐野は「斗真がピアノで演奏するシーンがあるんですけど、家で何度練習しても弾ききれなかったんです。でも、本番ではワンテイクで弾ききれていて。撮影が終わった後も祈るんやという機会が増えて、この作品に出会って変わったことですね」とも語っていた。
終盤には原作者の中井由梨子氏が登壇。市船吹奏楽部顧問・高橋先生から中井氏へ手紙が届けられ笠井により代読。中井氏が涙ながらに聞き入るなか神尾が中井氏へ花束を贈呈する一幕もあった。
そして、神尾から「本当にたくさんの思いと、大義くんの格好いい生き様が描かれています。これからはスクリーンで独り歩きしていく大義くんを見守るという形ですが、観た方を大義くんは見守ってくれるだろうなと思います。たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。
映画『20歳のソウル』は27日より全国ロードショー!
※『20歳のソウル』過去記事
・神尾楓珠、福本莉子、佐野晶哉、佐藤浩市らが市立船橋高校の中継生演奏に乗せて派手に登場!映画「20歳のソウル」完成披露舞台挨拶開催
・佐野晶哉 神尾楓珠主演の『20歳のソウル』で映画初出演で「僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しい」!主人公の親友役で秋山純監督の期待に応えきったコメントも