『映画 妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪―』(監督:豊島圭介/配給:東映)完成披露上映会が7日、東京・銀座の丸の内ピカデリーでを開催され主人公・目黒澪役の小芝風花、お岩さん/四谷伊和役の松本まりか、酒呑童子/酒井涼役の毎熊克哉、交番の巡査・佐藤満役の豊田裕大、座敷童子/和良部詩子役の池谷のぶえ、ぬらりひょん/沼田飛世役の大倉孝二、AITO役の望月歩、豊島監督が登壇した。
小芝主演で現在放送中の土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪―』の映画化作品。妖怪たちと楽しく暮らしながら、作家になる夢を追いかけている澪。ある日、上司に無茶振りされた取材でイギリス育ちの天才数学者・AITOに出会い、恋に落ちる。理想の王子様との幸せな日々もつかの間、澪はその恋がシェアハウスだけでなく巷の妖怪たちを危険に晒していることを知ることとなり……。
浴衣姿でおどろおどろしい音楽に乗せ、赤く妖しく光るシルエット演出から登場したキャスト陣。映画化が決まったときのことへ、「ビックリしました」という小芝。ドラマファーストシーズンのころに冗談で話していたことがかなったそうだが小芝は「次はハリウッドデビューかという話をしていました」とも。
松本は自身の演じたお岩さん設定をステージ情でも演じているのか「アカデミー賞を歩いている姿を思い浮かべました。きょうは“ワールドプレミア”ということで、私が生まれたのは江戸時代で数100年前です。きょうも銀幕デビューということで」と、ボケ倒し、大倉が「何言ってるの!」と、ツッコんでキャスト間の爆笑を誘った。
撮影現場は、小芝は「映画が特にカオスでした。シェアハウスのみんなが闇落ちするので」と内容に触れる。撮影現場では、大倉によると、「松本さんがみんなに青汁を配っていたんです……」というと小芝は「びっくりするぐらいマズイんです!健康にいいからたぶん何も入っていないとは思うんですけど、現場でも飲んだ後に口の中に残るもので、『今日私、大丈夫です』と言って」と、遠慮したというエピソードも披露され、松本を照れ笑いさせた。」
イベント中盤には、作品のサブタイトル『白馬の王子様じゃないん怪』に、かけキャスト&監督の中で「○○じゃない怪!」と思った出来事をフリップで発表。そのなかで豊田が小芝のことを“標準語じゃないん怪!”といい「TVで見ていたら標準語だったんですけど、話しかけてくれた瞬間に関西弁で」というと、小芝は「ウィキペディアを調べたら分かると思うけど」と、関西弁のアクセントで返すやりとりも。
続けて池谷は松本と小芝へ“シリアス女優じゃないん怪!”とし、松本へは「この人はどんな気持ちでやっているんだろうというシーンがあって。シリアスだなと思ったらコメディエンヌなんです」と変貌ぶりに戸惑ったという話が。小芝へは、「膝を抱えて座っていて、何か考えてるんだろうなと思ったら、足の指の間に、手の指を入れ来るんです!」と、いたずらをしていたといい、“被害”を受けていたと暴露。これに小芝は「大倉さんが足袋ソックスを履かれていて、指を突っ込むと“ヒヤッ!”という声を出してくれて」というリアクションを楽しんでいたそうだ。
さらに松本は「グッとこらえていたことがあるんです」と、なにやら不穏な空気で切り出すと“美味しかったんじゃないん怪!”とフリップを出し、「青汁の件です!!」と、先程の話題を蒸し返す。「風花さんだけは『いらない!!』『まずい!!』って言うから、それがまた可愛かったんです。でも、みなさんが美味しく飲んでくれていると思って毎日、青汁欲しいんだなって思っていたんです。そうしたら、まさか大倉さん!『美味しいよ』と言ってくれたんですけど、今になってこんな大勢のいる場所でおいしくないって言われて……お岩、もう、びっくり!」と、裏切られた気持ちからかその場で地団駄を踏みだし、小芝からも先程集中砲火を受けていた大倉としては「許してくれよ~みんな、もういいだろ」と、絶叫するハメになり、場内は再び大爆笑に包まれていた。
『映画 妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪―』は17日より全国ロードショー!