俳優・野村周平(28)、吉川愛(22)、青柳翔(37)、福山翔大(27)が11日、東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で映画『ALIVEHOON アライブフーン』(監督:下山天/配給:イオンエンターテイメント)公開記念舞台あいさつイベントを監修を務めた土屋圭市氏、下山監督とともに開いた。
eスポーツドライバー日本一が、リアルな自動車のドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー作品。物語は内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一(野村)が、解散の危機に瀕するドリフトチームにスカウトされるところから始まる。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁を超え、新たな極致に突入していく……。
上映後に登壇したキャスト陣。野村は撮影へ「何本タイヤを消費したことかというくらい消費しまして」と、懐かしげに話すとともに「仲間で作り上げたものが、昨日からですけど羽ばたいていくのは嬉しいなと思います」と、無事公開を迎えた喜びを。
先日、ロケ地の福島でも舞台あいさつをしたそうだが、福島の魅力へ、「僕が言うとめちゃめちゃ人が行っちゃうし、独り占めしたいんで!」と、伝えたがらない態度を見せつつ、「飯もうまいし、温泉もあるし、ドライブするコースもある。サーキットの隣に東北サファリパークがあって、大爆音の隣でキリンとかがいるんですよ!」と、魅力を語りまくった後に「だから全然いい街じゃない!」と、取ってつけたようなコメントをして、お茶目な姿を見せていた。
吉川は元レーサーという設定だそうだが、実は免許を持っていないことを告白。ここで青柳から「私有地で運転していても違反にはなりません!」と強調すれば、野村も「引っ張られての運転なので、違反はありません!」と、アピール。ちなみに野村によると、吉川は「最初興味本位で車に乗りたいという人がいるんですけど、吉川ちゃんはそんな人ではなくて、『楽しかった!また乗りたい!』と、言ってくれて」と、興味を持ってくれたことが嬉しかったとも。
撮影現場へ、福山は「ぜい沢だなと思ったんです。大河ドラマで4台カメラがあるのは見たことありますけど、今回は20数台で」と、気合の入りようを感じたという話や、土屋氏は、「脚本だけで2年かかってます。3人で3年間は練ったんですけど、これだったら監修をやりますというところまできて。常に一流のドライバーを使いたい、レースカーじゃないとやりたくないとい言って、下山さんに嫌な顔されました」と、懐かしげ。
さらに、土屋氏は「僕らの世界はコンプライアンスないですよ」と言い出し、そのことを裏付けるように野村は「撮影現場に行くと、プロレーサーの方が『土屋さん、いる?』って聞いてきていないと言うと『良かった、良かった』と。プロレーサーとの会話がそこから始まるんです。いたら限界を超えないといけないというプレッシャーがよりかかるみたいで」と、証言。土屋氏も「われはれはドライバーへ、お前こんなんだったら来年いらねぇよと言ってきました」と、ドライバーたちの尻を叩いていたそうだ。
また、イベント終盤には、本作が世界配給が決定したことも下山監督から発表。これに野村は「e-Sportsといい、ドリフトといい、日本のカルチャーが世界に発信されていくの嬉しいです。これで日本車の人気が増えたなって。カンヌ国際映画祭とかでノミネートとかはありますけど、上映されるということはなかなかないので」と、世界配給によって起こるであろうと環境の話を。
さらに、自身としては、「僕が映像で海外に飛んでいくという外国でお仕事ができるのかもって」と期待も膨らむようで「世界用のポップな名前を考えようかな。世界の野村として、観ることができる日が近づいていますので、よろしくお願いします!」と、大きく出ていた。
そして「観て頂いて分かると思いますけど、観たら今から車に飛び乗って、走りに行こうかなという気持ちになるような映画です。ドリフトのことを知らなくても楽しめるアトラクションだと思います。リアルにこだわっているからこその映像になっています。誰一人欠けていてもできなかった映画だなと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』は全国公開中!
※野村周平過去記事
・野村周平 土屋圭市氏&山中智瑛氏とグランツーリスモ対決も「俺の株しか下がってない」の結果に!?主演映画『ALIVEHOON アライブフーン』へ「ぜい沢なことをさせて頂いた」
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