『VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2017』授賞式・記者発表会が24日、東京・丸ビル周辺で開かれ作家・恩田陸、女優・木村多江、吉岡里帆、演出家・MIKIKO、『水曜日のカンパネラ』のコムアイ、お笑いタレント・ブルゾンちえみの6人がレッドカーペットに登場した。
本賞は、さまざまな分野で圧倒的な活躍をみせ、スタイル、生き方、美において『VOGUE JAPAN』読者をインスパイアしたヴォーグな女性たちを選出するというもので、今年で13回目。本日登壇の6人とともに女優・SONOYA MIZUNO、冒険家・南谷真鈴が受賞。なお、ファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために贈る『Rising Star of the Year』をYOONが受賞した。
真昼の丸の内に6人が登場するとあって、会場も熱気あふれるものに。レッドカーペットにはブルゾンの『with B』とハリー杉山がエスコート。屋外とあって、ギャラリーも多く集まり賑わうものとなった。
その後の授賞式で、ブルゾンは「こういった名誉ある賞を頂けてありがとうございます。憧れの世界だったので、このような賞を頂いていいのかと思ってたので嬉しく思います」と、喜びもひとしおな様子で、「あ~、女に生まれて良かった!」の決め台詞で場内を沸かせることも。
吉岡はこの日なぜかかガラガラ声で、「映画を撮っていまして、歌唱のレッスンをしていて、緊張が溶けていまして」と、苦笑い。それでも受賞へは、「夢のようですね。一緒に頑張ってきたマネージャーと『涙が出てしまうね』と話していました。すごく仕事を頑張っていて、本当に良かったと思います」と、万感の思いがあるよう。
この日の吉岡の純白のドレス姿は、その気持ちに合わせるような気持ちだったようで、この賞を頂いた音気に必ず城を着用したいなと思って。2017年はチャンスを与えて頂いた年で真っ白なキャンバスの白を着てきました」と、明かしていた。
コムアイは、「最初話が来たときはドッキリかなと思って」と切り出す。それは、『水曜日のカンパネラ』としての活動をセーブしていたからだそうで、「栄養を貯めていこうと思っていた年なんです。もしかしたら休んでいたのが良かったかなって思っていて、休むと新しくやりたいことができてきて、それが受賞につながったのかな」と、話していた。
そして木村。「このような華やかな賞を頂いて嬉しく思います。それと同時に怖くもあったりします。私達役者は業が深くて自我が突出してしまったりとか、ぬるま湯につかったような芝居をしてしまうような怖さもあります。そういう怖さを認識しながら、『木村多江、芝居舐めるなよ!』と自分に言い聞かせる気持ちでいたいと思います」と、自戒を込めたメッセージを寄せた。