ギタリスト・MIYAVIが26日、東京・丸の内の行幸通りで『東京2020参画プログラム 文化オリンピアードナイト』内のプログラムに登場した。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が『1000 Days to Go!』月間中にオリンピック・パラリンピックの文化プログラム(文化オリンピアード)をテーマにしたトークセッションや被災地を「音楽で繋ぐ」コンサートを行うというもの。これにより、2020年4月ごろから9月の間に予定している東京2020Nipponフェスティバルに向けての期待感を高めて行く。
まずは、演出家・宮本亜門、歌舞伎俳優・市川海老蔵、女優・草刈民代、クリエイティブディレクターの澤邊芳明氏の4人でトーク。海老蔵から「日本人が自分たちの良さというのを伝えて行ければ良いのではないかと思うんです。日本人は時間に正しいとかというのもそうですよね」と、自身らの魅力の再発見を訴えるなどした。
そして第2部の楽曲演奏パートへ。バイオリニスト・宮本笑里による『You Raise Me Up』、ソプラノ歌手・森谷真理氏による『オリンピック賛歌』の後、MIYAVIのパートのプログラムへ。
MIYAVIの楽曲は『炎のランナー』で太鼓奏者の上田秀一郎氏、はせみきた氏、そして東京ニューシティ管弦楽団とのパフォーマンスに。
呼び込まれる前に、颯爽とギターを手にステージに立ったMIYAVI。屋外で冷たい風も吹くなかだったが、エモーショナルなアツい演奏となり、楽曲中盤からは義足ダンサーの大前光市氏も加わり、2人がそれぞれのパフォーマンスに火花を散らすかのような、競演状態に。
約4分弱の演奏をやり終えた後にはMIYAVIと大前氏が熱くハグし、お互いを称え合う。そしてMIYAVIは、「本当にこの場所に立てて光栄に思います。政治や経済もありますけど、文化の力でワクワクや情熱を伝えられることを嬉しく思っています」と、メッセージ。
パフォーマンスへは大前氏を意識していたというMIYAVIは「障害を乗り越えた強さを1つにして届けられたらと思って」と、コンセプトを話していた。そして降壇する際にも、太鼓を演奏してくれたスタッフとグータッチを交わしその場を後にしていた。
その後は、女子高生シンガー・鈴木瑛美子氏とともに女子高生たちによる『We Will Rock You』のパフォーマンスや、シークレットゲストの人気フォークデュオ『ゆず』による『栄光の架橋』と『ワンダフルワールド』の演奏など、丸の内中に音楽があふれるものとなっていた。