俳優・清野菜名(27)、松坂桃李(33)がW主演し10月14日より公開予定の映画『耳をすませば』(監督・脚本:平川雄一朗/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹)。本作の新場面写真、清野のコメントが31日、解禁となった。
1989年に漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生・月島雫(つきしま・しずく)が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司(あまさわせいじ)に想いを寄せていく姿が共感を呼び、1995年にはスタジオジブリがアニメ映画化して話題となった作品。本作では漫画・アニメ映画で描かれた中学生時代の物語とともに、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わった作品となっている。清野は大人になった月島雫を清野が、天沢聖司を松坂、中学生時代の2人には安原琉那、中川翼が起用されている。
公開されたのは、清野演じる大人になった月島雫が編集者として働く職場・星見出版児童書編集部の日常を切り取った場面写真。時代はノートパソコンが普及する前の1998年。卓上ライトや、机に広がる紙の束……どこか懐かしさを感じさせる編集部で雫と共に働くのは、個性豊かなメンバーたち。いつも仏頂面で構える上司・堀内部長(音尾琢真)を筆頭に、見かけによらず『タイタニック』にドハマり中の先輩・津田みどり(松本まりか)、雫をそっと支える心優しい後輩・高木洋輔(中田圭祐)。時代を思わせる服装や仕事に情熱を傾けるそれぞれの個性あふれる表情も印象的なもの。劇中では、10年間追いかけ続けた夢と現実のギャップや、仕事での大きなミスに苦悩する雫の姿も描かれる。
清野は月島雫を演じて、「大人になるにつれどんどん現実を見て、いろいろな壁にぶつかり、時には落ち込んだりもするのですが、もがきながらもいつも明るく前向きに進んでいく強い女の子だなと感じました」と振り返る。
遠くイタリアで夢を追いかけている天沢聖司(松坂桃李)や友人、家族に支えられながら前進することを諦めない雫が、ついに“仕事”と“夢”とで選択を迫られることになる……。
■ストーリー
読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司―――全部私よりも先に読んでる―――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした2人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。
それから10年の時が流れた、1999年。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄?なのかも知れない―――そんな気持ちが?きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。
そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は―――。
※耳をすませば過去記事
・清野菜名&松坂桃李「耳をすませば」幕間映像解禁
・田中圭「耳をすませば」出演へ!本ビジュアル、ムビチケ発売発表
・清野菜名、松坂桃李の『耳をすませば』月島雫と天沢聖司場面写真初解禁やティザービジュアル第2弾も公開!原作の柊あおい氏から「新しい切り口に興味を惹かれました」
※記事内画像は(c)柊あおい/集英社 (c)2022『耳をすませば』製作委員会