お笑いトリオ『ジャングルポケット』の斉藤慎二(35)とおたけ(34)と太田博久(33)、お笑いコンビ『和牛』の水田信二(37)と川西賢志郎(33)、『相席スタート』の山添寛(32)と山﨑ケイ(35)、『マヂカルラブリー』の野田クリスタル(31)と村上(33)が4日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで「2017年『歳の印』捺印式」に登場し、司会はタケトが務めた。
全国印章業経営者協会がはんこのことをもっと知ってほしいという思いから35ミリ角というミクロレベルで彫刻した2017年を世相を表すハンコ『歳の印』を製作。その初めての捺印を行うものとなった。
それぞれ今年の功績をタケトから挙げられながら登場。今年は幸せな話題の多かった『ジャングルポケット』。3日に開催された漫才日本一を決める『M-1グランプリ2017』に出場し、最終決戦まで持ち込んだが『とろサーモン』に1票の僅差で敗れた『和牛』は、昨年も準優勝とあって水田は「2回準優勝したら優勝って聞いたことがあるんですけど」と笑いながらも悔しげな様子。
さらに、山﨑は71キロから10キロ減量したそうで、「行こうと思ったら今年は2回行けそうだった」と、本当にモテまくったという話や、婚活パーティーの司会をして大活躍した“武勇伝”なども。
一方、審査員の上沼恵美子から「一生懸命やってるのは分かるけど好みじゃない」「よう決勝残ったなと思って」とキツイ評価となってしまった『マヂカルラブリー』は、客席から温かい声が飛ぶなか迎えられることに。野田は「あんま見せたことのない爪痕残しました……傷跡というか。みんないま優しいんですよ」「今年1年の記憶がなくなった」と、乾いた笑いを浮かべたが、「来年1年上沼さんを笑わせる1年にしたい。あのやりとりなかったら、本当の最下位だった」と前向きで、目標もできたようだった。
イベントでは、自身の顔が入ったハンコがプレゼントされるサプライズが!これに登壇者全員、沸き返って自分のハンコを楽しげについていたが、水田はそのデザインがえらく老けていることに苦笑いで、川西も「水田さんひどいっすね」と、同情。それでも、たくましく、水田は「夢のハンコ生活が始まりますね」と、早速ネタにして笑わせていた。
いよいよ『歳の印』の捺印へ。タケトから今年最も活躍した方に押してもらうということで、『和牛』がその捺印を務めることに。ハンコを押しながら水田は「とろサーモンさんめ!!!」と、絶叫して爆笑させつつ、今年の『歳の印』は上野動物に生まれたパンダのシャンシャンであることが発表された。
終了後の囲み会見でも『M-1グランプリ』のことに質問が殺到。水田にマイクが向けられると、「残念でした。ヘコみましたよはい。しんどいです。2年連続これから敗因を聞かれるのでしんどいです」と、ため息で川西も「まだ傷が癒えてないんですよ。でも敗因をおいおい答えていけるように」と、出直しを誓う。
一方の野田は、「とんでもない1日になりましたよ。M-1グランプリ史上1番怒られたらしいんです」と、下を向き村上も「なんでこんなことになったんだろうと。相方をなんとか勇気づけられたらと思ったんですけど、僕はなんでここにいるんだろうと、いろんなことを考えて、目が行かなかった。ピン芸人が2人並んでいる気持ちでした」と、ショックを受けていたようだった。
続けて、今年のコンビの漢字を挙げてもらうと水田は、「『話』ですね。漫才のことをこんなに話したことはなかったです。どうしたら優勝獲れるかと話して……でも獲れなかったんですけどね」と、寂しげ。野田は「『怒』あんなに怒られたのは小学生以来です」と、村上は、「あんなに距離があったから殴られなかっただけ」と話していた。
そんななか、『猫』をあげた太田は「『キングオブコント』でにゃんこスターに負けて、猫アレルギーで病院に運ばれて。でも、招き猫さんのCMに決まって。猫に落とされ猫に救われた」と、ほのぼのの話題も飛び出していた。