Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔 2018年に舞台主演で恋人も親友も母親も裏切る!「今まで演じてきたキャラクターとは一味違う」と意気込みも

Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔 2018年に舞台主演で恋人も親友も母親も裏切る!「今まで演じてきたキャラクターとは一味違う」と意気込みも

舞台では中尾明慶、前田敦子、板尾創路らと共演!

 アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔(30)が2018年3月6日から上演スタートとなるシアターコクーン・オンレパートリー2018『そして僕は途方に暮れる』を主演することが5日、発表された。

 藤ヶ谷は菅原裕一という自堕落な生活を送るフリーターという役どころ。「人に怒られたくない」という他愛もない理由から恋人・親友・バイト先の先輩・学生時代の後輩・姉、母を裏切りを続け、後戻りできなくなってしまい“怠慢”“絶望”“孤独”に向き合うことに。その逃げ続けた最後に偶然にも、家族から逃げていった父・浩二に出合い、何かが変わっていくという物語。ごくごく普通の価値観の人間が、何かの歯車が狂い、このような事態に陥るが、誰でも1つ、ボタンを掛け違えたら、彼のようになりえるのではないか……裕一が逃げ続けた先に、どんな決断を下すのが見どころになりそうだ。

 今回の主演起用に藤ヶ谷は、「自分の中で挑戦し続けたいお仕事の1つが『舞台』なので、今回出演のお話を聞いた時は何より嬉しかったです」と、喜んだそう。

 本作の作・演出を手がけるのは三浦大輔氏。三浦氏といえば、2016年の映画『何者』の監督・脚本を務めたり、2018年春には松坂桃李主演の映画版『娼年』の脚本・監督を務めているが、藤ヶ谷は、「三浦さんの作品を拝見しまして、セクシャルな部分、そして人間の本質をとてもリアルに描く方、というイメージがあります。今作品では、普通の価値観の人が人間関係から逃げ続け後戻りできず孤独になり、絶望の果てでどのようになるか、今まで演じてきたキャラクターとは一味違うとても難しい役になるのではと思います」と、新しいキャラクター性を演じることになるという。

 そして藤ヶ谷は、「三浦さんにすべてを委ね、鍛えて頂きたいです。稽古はこれからになりますが、すごくリアルを追求した誰もが感情移入できる作品になると思います。ぜひ劇場で体感しにいらしてください」と、呼びかけている。

 一方、三浦氏は「ささいなことの積み重ねで人間関係を断ち切っていった果てに、自分が1人ぼっちになった瞬間というものをリアリティをもって描きたかった。どうしようもない逃亡劇です。逃げるということは、自分の作品の1つのテーマ。何かから逃げる瞬間は人はだれでも持っている。それが積み重なった果てに、自分は人とのつながりの中で生きているということを実感できる、という話にできたらと思っています。お客さんにも主人公の『どうしようもなさ』も含めて共感してもらえたら嬉しいです」と、コンセプトを。

 藤ヶ谷の起用については、「佇まいから役と重なりあう部分を感じました。普段は華やかな世界の中にいるけれど、いろいろなことに達観していて、普通の青年でもあり、ただの優等生でない雰囲気も持っている。彼の新しいイメージを作り出せたらと思っています」と、プランも明かしている。

 なお、裕一の恋人・鈴木里美役に前田敦
子、親友・今井伸二役に中尾明慶、バイト先の先輩・田村修役に米村亮太朗、学生時代の後輩役に三村和敬、姉・香役に江口のりこ、母・智子役に筒井真理子、父・浩二役に板尾創路の起用も合わせて発表。

 中尾は藤ヶ谷とは、2014年の舞台『コルトガバメンツ』以来2度目の共演でその際には幼馴染役を演じており、「2度目の共演で、前回も幼馴染と設定は似ていますが、作品の雰囲気が全く違うのと、前回からも時間が経っているので、三浦さんの演出でお互いどうなるのかも楽しみです」と、期待を寄せ、板尾は、「藤ヶ谷さんのお父さんの役ですが、自分自身もそんなにいい父親でもないし、自分の親もそうだし、若者とおじさんの息遣いの違う感じも見せられたらと思っています」と、気合を入れている。

 シアターコクーン・オンレパートリー2018『そして僕は途方に暮れる』東京公演は2018年3月6日~4月1日までBunkamuraシアターコクーンにて、大阪公演は2018年4月9日~15日まで森ノ宮ピロティホールにて上演!なお、チケット一斉発売日は2018年2月3日より。