俳優・永野芽郁(23)の主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』(監督:タナダユキ/配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA)。本日30日より公開する本作へ原作者の平庫ワカ氏が描き下ろしたオルタナティブポスターが解禁となった。
平庫氏のコミック『マイ・ブロークン・マリコ』が原作。ブラック企業に勤め、鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野)がTVのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。そのマリコのためにシイノは遺骨を強奪し、そのまま旅に出ることとなる……。
ポスターは平庫氏と、本作のポスタービジュアルのデザインを担当している大島依提亜氏がタッグを組み、実現したオルタナティブポスターでは横たわり笑みを浮かべるマリコにシイノが覆いかぶさり、2人が目をあわせ、向き合った姿が描かれている。
本ポスターへ平庫氏と大島氏からコメントが寄せられた。以下全文。
■平庫ワカ(原作者)コメント
漠然とした感情の塊のように見えていた漫画の中の登場人物たちが、俳優さんの生身の身体を通して新たに実体を得たような感覚がありました。丁寧に織り上げられ再構築されたタナダユキ監督の作品を通して見ることで、登場人物の身と心に何が起こっていたのかを捉え直すことが叶ったのだと思っております。
今回絵を描くにあたって、2人がきちんと向き合っている一枚絵を描いたことがなかったというお話になりました。「弔いと再会は全く異なる体験であるとわかっているけど、その2つが繋がっていますように」と願うときのことを思い出しながら描いてました。
■大島依提亜 コメント
原作に対して深い愛のあるこの映画を最初に観た時から、平庫さんの絵でポスターを作りたいと密かに思っていたのですが、ダメ元で打診したところ快く引き受けて下さいました。
コミックスであったものが映画になるというのは、同じ物語、同じ登場人物であったとしても、それはまるで多元宇宙のように枝葉に分かれて、別の世界が紡ぎ出されます。
その新たな世界(映画)を眺め、平庫さんが描いたものは、あたかも、シイノとマリコにまつわる、また新たに出現した第三の世界線のような、新鮮な驚きに満ちた素晴らしい絵でした。同じようでいて同じじゃない、それぞれの世界を散策していただけたら。
映画『マイ・ブロークン・マリコ』は全国ロードショー中!
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※記事内画像は(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会