俳優・中谷美紀(46)が1日、東京スカイツリータウン内のスカイアリーナで『日本茶の日 お~いお茶大茶会』イベントに登場した。
同所と日本茶の日の由来となる「北野大茶湯」を開催した「全国天満宮総本社 北野天満宮」(京都市上京区)をオンラインでつなぎ、健康・おいしさ・楽しさ・環境・文化をテーマに、全国各地の茶畑やお茶にゆかりのある場所やお店などからお茶の魅力を紹介するという企画。
午後2時30分すぎ、中谷は壇上にあがると、お茶が会場近くで配布されているということで「みなさんお茶いただいましたか?ご遠慮なくお楽しみください」と、時折ニコニコと手を振りながら呼びかける。
壇上では『コロナ禍の学生を応援!未来を担う茶道部学生とのトークセッション』が開催され、中谷をはじめ、津田塾大学日本茶文化発信ワーキンググループ・杉並学院高等学校茶道部・東洋大学京北高等学校茶道部が現地に集結。
津田塾大学日本茶文化発信ワーキンググループの方々が、VRでのお茶会を行っていると聞いた中谷は、「どうやって味わうんですか?」と、身を乗り出して興味津々。このオンラインお茶会では、味以外で抹茶の道具だったり知らない文化を伝えているそうで、「私も見習いたいです!ついていきます!」と、感心する様子も。さらに、急須に花を活ける工夫も披露しており、これにも目を輝かせていた。
続けて、杉並学院高等学校茶道部の方からは、活動を通じておもてなしの気持ちまで気を払っていると話していたことに、中谷は、「お茶を初めてたばかりのころは、私はお手前のことを正しくしようとしか考えられなくて。高校生でお若いのに、おもてなしの気持ちを考えていることに敬服いたします」と、しみじみ。
そこからお茶が記憶力の定着にも効用があるのではと言われているということで、「私最近セリフ覚えが悪くなってきたのでお抹茶を頂くようになって」と、お茶を飲む理由も披露。
3組目の東洋大学京北高等学校茶道部は茶室での練習をしているそうでその活動内容を話していくことに。これを聞いた中谷は、「私は女優として人前で恥をかくことが多いですけど、お茶に親しむまではそれが怖かったんです。ですが、お茶室で知らない方の前で失敗をしたり、先生からご指導を受けることで、失敗することが怖くなくなりますね。私も人見知りが克服できました」と、その効果を伝えて、東洋大学京北高等学校茶道部の方々を驚かせていた。
また、イベント内では、ギネスワールドレコーズが認定する正式記録名『お茶のオンライン交流会に参加した最多ユーザー数』にチャレンジ。中谷もこれを見守るなか結果が発表。これまでは500人だったが3295人で無事成功。
中谷は「素晴らしいですね!この記録はみなさんと樹立したので、おめでとうございました!」と、祝福。さらには、1995年から27年もの長期にわたり、中谷は伊藤園のキャラクターを務めているが、「伊藤園のお茶で育てていただいて、私の女優人生はあります」と切り出すと、伊藤園の関係者の方に、「生涯のCMをさせて頂いた記録をいづれギネスにいうのはいかがでしょうか(笑)。歩みを共にさせて頂けたらと思います」と伝えて、関係者と笑い合う一幕もあった。
そして、中谷から1日を通して、「コロナ禍でこうしたイベントなどを開催できなかった苦しい2年半だったお思います。こうしてみなさんとご一緒する機会を頂けて嬉しく思います。今後も伊藤園のお~いおトアyよろしくお願いします」と、メッセージを寄せた。
その去り際には、報道陣へも地声で「良かったら冷たいお茶を飲んで帰ってください」と呼びかけ気遣いを見せていた。