俳優・古川雄輝(29)、黒谷友香(41)、優希美青(18)、白洲迅(25)、内川蓮生(13)、柿原りんか(13)が8日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場でNetflixオリジナルドラマ『僕だけがいない街』プレミア試写会を下山天監督(51)とともに開いた。
漫画家・三部けい氏が『ヤングエース』(KADOKAWA)にて2012年7月号から2016年12月号まで連載していた人気作品で、テレビアニメ化、劇場版とメディアミックスを経て3度目の映像化。漫画家を志すもうだつの上がらない主人公・藤沼悟は“リバイバル”という自分だけに、何か悪いことの原因が取り除かれるまで、その場面に戻るという現象に悩まされていた。そんなある日、悟の母親が自宅で殺害されているのを目の当たりにし、その死を食い止めるためにリバイバルした先は、16年前の小学校5年生にまで遡り、同級生 雛月加代が殺される直前の時期に飛んでしまう。悟は、母親を救うためにその時代に原因があることを確信すると同時に、加代を救おうと決意し、事件を謎を追うことになるというストーリー。
キャスト陣が登壇しようとするとなんと会場のブレーカーが落ち、照明も落ちてしまうというハプニングのなかスタート。
古川は作品へ「自信を持って観て頂ける作品になっています!」と、胸を張る。一方で、柿原と内川と子役の2人が堂々と大人顔負けのあいさつをし、思わず笑みが漏れるという和気あいあいな様子も。
役作りへ古川は、「新鮮だったのは追い込まれる役をやったことがなくて、走ったり汗かいたりというシーンが多くて、今回そういうのが初めてだったんです。そういうのはやっていて新鮮だったなという印象です。それと、リバイバルという現象で戻るんですけど、僕意外の周りの人達がみんな同じお芝居をするんですけど、僕だけは違うお芝居するので、いまリバイバル前なのか、それともリバイバルしていないのかというのを頭に入れながら悟を演じたのが印象に残っているところです」と、苦労もあったのだとか。
それでも、幼少時代の悟が過ごした苫小牧に2日間訪れたという古川は「そのときに出てくる秘密基地とか行ってみたんですけど漫画の景色がそのままそこにあってすごく感動しましたし、役作りに参考になりました」と、役をしっかり練れていったという。
そんな古川について、優希は、「初日にすごく緊張していたときに古川さんが話しかけてくれてすごく良い方だなって。お芝居がちょっと駄目だったときにリードしてくださって、古川さんあってだったなって感じています」と、感謝すると、古川はちょっと照れくさげだった。
キャラクターと自身と似ている部分へは、古川は「悟は普通の青年ですけど、目標を持っていてもうまく行かなくてと言うのはみんなも共感できる部分だと思うんです。そういうところを見るとみんなも子供に戻ったような気分で楽しめると思いますよ」と、共感しやすいキャラクターということもアピール。続く、白洲は「みんなに盛り上がっているところを一歩引いて見てしまうところですかね」とのことだった。
作品にかけて、リバイバルしたいことはないかという質問に、白洲は、「僕はもう欲望のままに、どうせだったら幼稚園児まで遡って、天才少年とチヤホヤされたいです。ただ、あまり知識をひけらかすと天才学校に入れられるかもしれないのでほどよくチヤホヤされたい」といい場内を沸かせ、古川も「僕もそうですけど(笑)。悟は小学5年生に戻るんですけど、僕は帰国子女で海外の小学校に行っていたので、その後の人生が変わってくるんじゃないかなと思っているんです。だから、日本の小学校でチヤホヤされたらいいなと思います」と、願望も口にしていた。
ほかにも、八代学役を演じた戸次重幸がVTRメッセージを寄せることも。こちらはなぜか口元に髭を書いたものだったが、「この場には髭ありで舞台あいさつに臨みたかったですけど、言えません(笑)」と、意味深。撮影へは、「軽く燃え尽き症候群になるくらい。寂しさが無視できないほどありましたね」と熱を入れたそうで、「リバイバルしたいことと聞かれますけど、この作品は撮り直したいということはなくて全力を出しました。もう1回あの撮影をしたくないなって。とくにラストシーンです。観続けて頂ければわかりますけど、古川くん!あれは大変だったね!!あれはもう2度とやりたくないですね」と、とにかく大変だったよう。
そんな戸次からは、「私の方からサプライズがあります」と、誕生日の近い黒谷と古川のためにバースデーケーキをプレゼント!古川はとても気に入ったようで、何度もモグモグと止まらずで、ファンを和ませていた。
オリジナルドラマ『僕だけがいない街』は15日よりNetflixにて配信開始!