アイドルグループ『AKB48』が9日、東京・日本武道館で『MX 祭り～AKB48 60th Single「久しぶりのリップグロス」発売記念コンサート in 武道館 2022 ～僕はずっと忘れない～』公演を満員御礼で開催した。
『AKB48』による9年6ヶ月ぶりの日本武道館公演で7日から3DAYSで開催され、本日が最終日。本公演は柏木プロデュースの公演。昨年5月23日に『17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48 単独コンサート ～好きならば好きだと言おう～』以来、大型のコンサートのプロデュースは2回目となる。
昨年のプロデュース公演では48曲途中MCなしのノンストップでの楽曲披露して話題となっていたが、冒頭5曲を全体で披露した後のMCで、「去年『AKB48』の単独でやたっときは48曲ノンストップでやったんですけど、今回プロデュースをやるとなったときに頂いたご意見で、『トイレに行く時間はありますか』とあって。前回本編終了してアンコールと見せかけて、トイレに行った方もいたみたいで、そのままアンコールの曲が始まったので、混乱したみたいで。きょうはトイレタイム、ギリギリ2回あります！」と、説明する“親切設計”ぶりをみせた。
中盤にはそれぞれのチームの楽曲と、別チームの楽曲をパフォーマンスするという遊び心満載の展開や、チーム終わりでは17期生による『大声ダイヤモンド』、『ここがロドスだ、ここで跳べ！』の披露と、さまざまに入れ込んだものに。さらには、楽曲『ポニーテールとシュシュ』のアカペラVer.を大竹ひとみ、岡田奈々、小田えりな、浅井七海、柏木由紀、村山彩希によるハーモニーとボイスパーカッションでパフォーマンス。この際には観客たちもクラップを入れ、メンバーと一緒に楽曲を作り上げていた。
アンコール後には3曲披露した後のMCで、“緊急告知”動画で18期生オーディションの開催を発表。この動画を観て今年5月にお披露目され活動している17期生研究生では泣き出すメンバーもいるなか、総監督の向井地美音からは「17期生が成長してくれたからです。17期生のおかげです」と、声をかけた。
一方、3期生の柏木としては向井地から「15期ぶん空くけど……」と声がかかると、「娘くらいの歳の子が入ってくるのかも。手が震えてきた」と、手をプルプル震わせる一幕もあったが、「お待ちしています」と、声をかけることに。向井地も、「もしかしたらこの会場に来てくれている女の子の中に原石がいるかもしれない」「『AKB48』の活動を見て入りたいと言ってくれるたくさんの女の子たちが来てくれることを楽しみにしています」と、メッセージを寄せていた。
そしてライブを振り返り向井地からは「本当にあっという間の3日間で、いまの『AKB48』をいろんな形でみなさんお見せできたんじゃないかなと思います。ありがとうございます！」と、総括し、ラストは楽曲『ギンガムチェック』で熱気を帯びる中、終演を迎えていた。
