スマホ向けアプリゲーム『アイドリッシュセブン』。2022年8月に2nd Album『Re:flect In』をリリースした『Re:vale』による初の単独ライブ『Re:vale LIVE GATE “Re:flect U”』が10月15、16日の両日、武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催された。
『Re:vale』は百(モモ)と千(ユキ)からなる2人組アイドルグループ。バラエティや映画、ドラマなど多方面で活動しており、老若男女問わず絶大な支持を得ている。国内最大の音楽式典「BLACK OR WHITE」で総合優勝する実力も兼ね備え、“絶対王者”として君臨し続けるトップアイドルとなっている。
以下、2DAYS公式レポート。
『アイドリッシュセブン』では初となる全曲フルバンドによる演奏となった本ライブ。堀倉彰(キーボード)率いる「Future Notes Band」が迫力のある重低音を響かせると、観客はステージを見つめてRe:valeの登場を待ち望んだ。
ファンの熱い期待を受け、扉の向こうから姿を現したのは保志総一朗(百 役)と立花慎之介(千 役)の2人。キービジュアルそのままの衣装がスポットライトによく映える。
一曲目はRe:valeの代表曲のひとつである「NO DOUBT」を重厚感のあるロックチューンにリアレンジした「NO DOUBT -Re:act LIVE GATE style-」から。MVの世界観を再現したアクションや発砲シーンがあり、最初からクライマックスといった展開になった。
続く「Period Color」はオンラインゲームの世界観をイメージしたデジロックサウンドが特徴的な楽曲。ダンサーの激しいパフォーマンスを背に、ファンと同じ時間を共有できた喜びを高らかに歌う。歌声から2人もこの時間を心待ちにしていたことが伝わってくるようだ。
MCパートは「また、みんなに会うことができて嬉しいよ」「オレたち2人と、Re:valeのことが大好きなみんなとの空間はサイコーだよ!」というRe:valeらしい呼びかけとともに始まった。話題がキービジュアル衣装に及ぶと、先日アプリに実装されたばかりのURと同じポーズをとってファンサをする、嬉しい一幕も見られた。
色鮮やかな映像をバックに披露されたのは、2nd Albumに新曲として収録された「夢雫」だ。テンポの緩急が激しい楽曲だが、安定感のある伸びやかな歌声には没入するばかり。間奏では拳を突き上げながら会場の熱気を高めていった。
百から「オレたちと一緒にクラップしよう!」と呼びかけられたのは「太陽のEsperanza」。客席が一体感のあるリズムを響かせると、2人はそれに応えるように情熱的な歌声でファンを魅了した。その後、アコースティックギターの独奏から「星屑マジック」につなげると、2nd LIVE 「REUNION」で印象的だった演出を再現。一挙手一投足すべてが見どころで息をつく暇を与えない。
後奏が終わるとスクリーンに映し出されたカセットデッキが持ち上げられ、都会の街並みが目に飛び込んでくる。実はこの流れは「Re-raise」のMVの再現だ。サックス、トランペット、トロンボーンを加えたビッグバンド編成による演奏でムードたっぷりになった会場に、衣装チェンジしたRe:valeの2人が登場。更には立花はMVの千と同様にギターでのパフォーマンスを見せ、会場のテンションは早くも最高潮に。AR演出では、MVに登場した電車が走り出したり、オリジナルデザインのトランプが宙に舞ったりとこだわりの世界観を展開した。
ここからはスローテンポな楽曲で会場の雰囲気をしっとりとまとめ上げる。ともに歩む未来を誓う「t(w)o…」、冬にピッタリな愛らしいラブバラードの「TO MY DEAREST」と続けて披露すると、姿を消すRe:valeの2人。メインステージに熱い視線を向けるファンをよそに、センターステージにサプライズで登場すると、「ココロ、ハレ晴レ」を穏やかな歌声で響かせた。演者いわく“惚気ソング”の3連続でRe:valeの仲の良さを見せつけるセットリストになったと言えるだろう。
立て続けに「Start Rec」を歌い終えると、『アイドリッシュセブン』のライブでは初となるソロ楽曲のパートにつなげた。百の「100%ハピネス」では、女性ダンサーたちとともにラブリーなダンスでファンを圧倒。一方、千の「千年先もずっと…」はリフターを使い美しい背景を背負いながらしっとりと歌い上げられ、胸が熱くなる一曲となった。どちらもアイドルたちの個性を存分に感じられる。
3度目の衣装チェンジでは「SILVER SKY」の衣装を着こなした2人が、1st LIVE 「Road To Infinity」でも印象的だったソファに深く腰をかけたスタイルで登場。ゆったりと立ち上がると伝説のアイドル・ゼロの楽曲をカバーした「Dis one.」を熱唱した。華やかなAR映像、炎が上がる特殊効果などステージの熱気はさらに高まっていく。
ここから一気にラストスパートをかける。DAY 1では「奇跡」、DAY 2では「激情」を披露して会場のボルテージを引き上げると、葉山拓亮が楽曲提供した2nd Albumの新曲「Storyteller」に続けた。倦怠感のある独特なメロディは一度聞いたら癖になる。コーラスとの特徴的な掛け合いはライブだからこその遊び心がある仕掛けだ。
畳み掛けるように、疾走感のあるメロディにのせて「Fly! More Liberty」を熱唱。ファンはコールアンドレスポンスの代わりとでも言うように、ペンライトを激しく振ってステージを盛り上げる。本編の最後はRe:valeの2nd Album “Re:flect In”の初回限定盤特典音源として発表された「SILVER SKY -Re:act alternative style-」。『アイドリッシュセブン Second BEAT!』のライブシーンを思い出させる振り付けや演出がステージ上で展開された。
Re:valeを求める声はまだまだ止まない。DAY 1のアンコールでは「永遠性理論」、DAY 2では「Happy Days Creation!」をキュートな振り付けとともに歌唱。その後の挨拶では、「Future Notes Band」のメンバーや、ともにステージを盛り上げたダンサーたちが紹介された。客席からは素敵なパフォーマンスでステージを盛り上げた彼らを称賛する拍手が届けられた。
「みんなと一緒に心をひとつにして楽しめるとわかっていたので、ここまで頑張ることができました」と話したのは保志。単独ライブが決まってからはプレッシャーを感じる日もあったそうだが、その一心で駆け抜けてきた。ファンとの絆を再確認できたと話すのは立花だ。「この公演を見てくれたマネージャーのみんなというピースが揃って初めてチーム「Future Notes」になったんだなと実感しました。本当にありがとうございます!」と感謝の思いを言葉にしてMCパートを締めくくった。
ラストナンバーは『アイドリッシュセブン Second BEAT!』ED主題歌に起用された「ミライノーツを奏でて」。爽やかなポップチューンを最後まで笑顔で歌い上げる姿はトップアイドルそのものだ。こうして、2日間にも及ぶ“絶対王者”の初の単独ライブは惜しみない拍手が送られるなかで幕を下ろした。
【「Re:vale LIVE GATE “Re:flect U”」セットリスト】
2022.10.15 (sat) DAY 1
01. NO DOUBT -Re:act LIVE GATE style-
02. Period Color
03. 夢雫
04. 太陽のEsperanza
05. 星屑マジック
06. Re-raise
07. t(w)o…
08. TO MY DEAREST
09. ココロ、ハレ晴レ
10. Start Rec
11. 100%ハピネス / 百 (CV.保志総一朗)
12. 千年先もずっと… / 千 (CV.立花慎之介)
13. Dis one.
14. 奇跡
15. Storyteller
16. Fly! More Liberty
17. SILVER SKY -Re:act alternative style-
18. 永遠性理論
19. ミライノーツを奏でて
2022.10.15 (sat) DAY 2
01. NO DOUBT -Re:act LIVE GATE style-
02. Period Color
03. 夢雫
04. 太陽のEsperanza
05. 星屑マジック
06. Re-raise
07. t(w)o…
08. TO MY DEAREST
09. ココロ、ハレ晴レ
10. Start Rec
11. 100%ハピネス / 百 (CV.保志総一朗)
12. 千年先もずっと… / 千 (CV.立花慎之介)
13. Dis one.
14. 激情
15. Storyteller
16. Fly! More Liberty
17. SILVER SKY -Re:act alternative style-
18. Happy Days Creation!
19. ミライノーツを奏でて
※アイドリッシュセブン過去記事
・アイドリッシュセブン7周年イベ開催!キャスト16人が勢揃い
・「アイドリッシュセブン」のTRIGGERの羽多野渉&斉藤壮馬&佐藤拓也がオンラインライブ開催!「その日を信じて、俺達はまた歌い続けよう」【DAY1公式レポ】
・「アイドリッシュセブン」アニメ3期は分割2クールと発表!5周年イベント「“/BEGINNING NEXT”」DAY2公演開催!収録秘話なども披露
※記事内写真は(c)BNOI/アイナナ製作委員会