『ニッポン放送 岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ2018』が28日、神奈川・横浜アリーナで開かれファン1万2500人が集結し、豪華企画連発の模様を楽しんだ。
人気ラジオ番組『岡村隆史のオールナイトニッポン』がスタートしてから毎年開催されているもので、今年で4回目。番組のヘビーリスナーたちが集まる、ファンに愛されているイベントだ。
開演直前の影ナレーションを務めたのは、以前番組にも出演しており、歌手・和田アキ子のモノマネでも知られるMr.シャチホコ。和田風のモノマネでアナウンスし、さっそくファンの心を高めるなか、本イベントおなじみの『燃えよドラゴン』BGMが場内に響く。
曲終わりで、黄色いサイリウムに会場が包まれ『サタデー・ナイト・フィーバー』のBGMがかかるなか、ミラーボールが正面ステージの2段目にせり上がってくると、映画の『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタ風な装いで黒いサングラスにボンバーヘッドにカツラ、黒シャツに白のコーデの岡村もゆっくりせり上がってきての登場。
手を挙げたままの岡村へ、観客たちから「岡村!」コールが飛ぶ!岡村は約1分ほど静止しただろうか、挙げた手を下ろしてスタート……ではなく、再び、手を挙げる心憎い演出。そしてゆっくりと手を下ろすと、「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ!」と、タイトルコールし、花道を歩いて会場中央のステージへ。
そして歌い出したのは、番組おなじみの『POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~』。生バンドをバックに熱唱し、サビの部分では1万2500人と「POISON!」と絶叫し、さっそく会場が一体となった。
MCで岡村は、今年1年、岡村に降り掛かった水道橋博士、『爆笑問題』のことなどを番組では丁寧な前置きしていたにもかかわらず、発言の一部が切り取られてニュースとなり“被弾”しまくったことを回想。それだけに、「全部発散して喜んで帰って頂けたらと思います!最後まで盛り上がって頂けたらと思います!」と、うっぷんをぶっ飛ばすような呼びかけをした。
そして、岡村から「最初のアーティストですけど、初っ端からぶっ放していきます!」と予告した通り、登場したのは『DA PUMP』。KENZOはこの日はお休みだったが、かつて番組でおなじみだった楽曲『Feellin’ Good -It’s PARADISE-』、さらに『ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~』の2曲をキレキレのダンスと共にパフォーマンス!ISSAは「まったこの場所に帰ってくることができて嬉しいです」と2年ぶりの出演に喜びを口にしつつ、「今回の選曲は岡村さんです」と明かし、岡村リクエストな今年大ブレークの1曲『U.S.A』を披露した。
この華麗なパフォーマンスに、会場は総立ちで熱気にあふれまくったが、その歌唱直後に登場した岡村はあまりの熱気に「ちょっと!こんなにいきなりやったらダメよ!えぐすぎるもん!」と、観客たちに座るように指示し、少し熱気を冷ましてからトークへ。
岡村は『DA PUMP』を“ダ”と呼んでいると説明しつつ、ボーカルのISSAへ「何ていうんですか、裏切られた感!」と、今年6月に結婚を発表したISSAに結婚の際に発表した“辺土名”という本名を使って「何があった!?」と、詰め寄る。これに「結婚しただけですよ。不思議で、意外と自分でも変わらなくて」と、クールなISSA。すると、岡村は「落ち着いてほしくないな、ビックリするような路チュー見せてほしい!」と、リクエストしてISSAを苦笑いしつつ「ギラギラ感は残しますよ」と誓っていた。
続けては、お笑いトリオ『ロバート』秋山竜次が“6キロ落としたい”と『願い』を歌唱。さらには、今年ゲストで番組に登場した際に歌った『ザ・ビートルズ』の名曲『HELP』が、なぜかFAXでリクエストされ生披露へ!岡村から2度無茶振りなリクエストが飛び、秋山は覚悟を決めて替え歌を歌ったが、その内容はあまりに直接的なシモネタに会場は大爆笑となった。その後も、岡村による無茶振りは続き、F1の『TRUTH』の替え歌などを頑張り、秋山はラストの方は肩で息をするほどの疲弊ぶりを見せていた。
そして岡村から「夢をかなえてくれる歌姫です!」と紹介され登場したのは4年連続出場の歌手・May J.。白いドレスで登場し、『想い出がいっぱい』を歌ったかと思えば、暗転するなか早着替えし、オレンジの衣装にチェンジするとブラックビスケッツの『Timing~タイミング~』を、伸びやかに歌唱し会場中を魅了した。岡村はMay J.を“はしもっちゃん”と呼ぶ気のおけない仲とあり、May J.も岡村へ「イヤモニ入れてから歌上達してません!?」と、話しかけ盛り上がった。
トロッコに乗って高須クリニック院長の高須克弥氏が4年連続の登場。高須氏は、指揮棒を取り出し、「指揮者としてデビューします!」と、ニッコリ。しかも、高須クリニックのCM楽曲『ビューティフル・スマイル』を演奏する楽団『ヨーヨー・ザ・ピアノマン・ジャズコンボ』を引き連れてのもので、『Beautiful Smile』の生演奏、さらには、オールナイトニッポンでおなじみの『ビタースイートサンバ』も入れ込んだ演奏に。演奏中には、『ロバート』秋山も戻ってきて、またも直接的なシモネタを盛り込んだ歌詞を岡村と一緒に歌唱していたが、歌い終えた後に高須氏から秋山へ“ぺ”を「強く言って頂きたかった」と、まさかのダメ出しが入り、笑いを誘っていた。
イベント中盤には、番組でもおなじみの岡村が何をタップしているかを当てるタップダンスクイズを開催。かなりの長文だったが、女性の観客がまさかの1発正解で会場は大歓声に包まれる一幕も。そのままサプライズゲストの歌手・錦野旦が『You are my destiny』を熱唱。その後のMCで、岡村は錦野をたっぷりとスカしてイジりつつ、過去『極楽とんぼ』が登場した回で話していたという海水につかったスーツも登場させたりと、楽しげなトークを繰り広げ、最後は、会場が真っ赤なサイリウムで染まるなか『空に太陽がある限り』を岡村と一緒にステップを踏んだり、岡村も曲終わりでジャンプしたりとノリノリで歌い上げていた。
※後編(岡村隆史 三浦大知と圧巻のダンスパフォーマンス!ANN歌謡祭ラストは「U.S.A」で大盛り上がりや来年開催も予告)へ!