「ジェンコ新作アニメステージ -『鹿楓堂よついろ日和』『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』-」が3月24日、東京・ビッグサイトで開催中のAnimeJapan 2018内RED STAGEで開かれ『鹿楓堂よついろ日和』からスイ役・諏訪部順一、ときたか役・中村悠一、八京役・前野智昭、OPアーティスト・aki、『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』からユーノ役・小澤亜李、有馬たくや役・林勇、島津澪役・釘宮理恵、波多乃神奈役・内田真礼が登壇した。
アニメーションを主とした映像作品の企画ならびにプロデュースしていることで知られる株式会社ジェンコによる2作品の合同ステージ。
まずは、『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』ステージから。数々の名作アドベンチャーゲームを世に送り出した故・菅野ひろゆきさんの手がけた並列世界を駆け巡る壮大な展開のゲームが原作で20年前に人気を博し、昨年リメイクされてゲーム発売。そして今年2クールでのアニメ放送が予定されている。
キャラクターの説明として本作の監督からVTRメッセージが寄せられ、林の演じるたくやは“下ネタマシマシ”ということがアナウンスされ林がさまざまなポーズをとったりとお茶目な様子を見せたり、澪は“ツンデレマシマシ”と伝えられ、釘宮は「どんな感じになるのか楽しみです」と、期待を。
それぞれキャラクターが説明されていくなか小澤だけは「ユーノは何も言っちゃいけないと言われていて、言えないんです(苦笑)。とにかく元気で素直な明るい女の子なんです」と、謎の中心にいる様子も見せ、林から「一致団結して作っていきたいと思いますので、よろしくおねがいします!」と、意気の高さを見せていた。
続けて、2018年4月よりAT-Xほかにて放送されるTVアニメ『鹿楓堂よついろ日和』ステージへ。同作は清水ユウ氏が『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて連載している同名作が原作。和風喫茶「鹿楓堂(ろくほうどう)」を舞台に、店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、料理担当のときたか、スイーツ担当の椿が織りなすハートフルストーリーが展開される。
アフレコでは、喫茶なだけに描写でおなかが空きおなかが鳴ってNGが出てしまうということがあるとも。しかも、差し入れには和風のお菓子も出てくるそうだが、諏訪部は、「私、和菓子苦手なんです。そんな私が食べても『行けるわ!』ってなるようなおいしいお菓子で」と、意外なエピソードとともに披露。
一方の中村は、諏訪部や前野らとは“血で血を洗う”ような作品が多いと嘆いていたが、本作はほっこりしていて和んでいるのだとか。とはいえ、「男らしいところが出ちゃうみたいでやり直しすることがあるんです。すいません」ということも話したり、前野は自身の演じる役ヘ「新しい刺激を与えるような感じです、1言1言大事に演じています」と、話していた。
イベント終盤には隣のステージが歌を歌って賑わっていることに諏訪部が“ろくほうどうよついろびーよりーZ”なる曲を即興で歌って盛り上げたり、深夜帯の放送でおなかが減ってもお菓子を食べることをためらわないでいいという“甘い言葉”をかけるなど、笑いにあふれるなか終演を迎えていた。