ライブイベント『Rausch』が1日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれ5人組ガールズバンド『Roselia』のボーカル担当で湊友希那役・相羽あいな、ギター担当で氷川紗夜役・工藤晴香、ベース担当の今井リサ役・中島由貴、ドラム担当の宇田川あこ役・櫻川めぐ、キーボード担当の白金燐子役・志崎樺音がライブ・ビューイングを含め1万7612人を全15曲で熱狂させた。
アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなどさまざまなメディアミックスを展開するガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』。同プロジェクトでは、実際にアニメやゲームに出演しているキャストが、楽器を演奏してライブをしたりと、キャラクターとリアルライブがリンクしており、どのメディアでも、コンテンツの持つ雰囲気そのままに楽しめることが特徴だ。今回、単独ライブを敢行した『Roselia(ロゼリア)』は、2017年から本格的な活動をスタートさせ、クールかつダークな世界観とライブに魅入られるファンも多い。
『Roselia』の今年初単独ライブは、ショパンの幻想即興曲が流れる中、メンバーたちが歓声に迎えられ登場。オープニング楽曲は『Roselia』の代名詞とも呼べるナンバー『BLACK SHOUT』から。彼女たちの世界観が詰まったロックチューンに、会場は開演早々ヒートアップ!
そして中島のベースソロから始まる『R』。櫻川の力強いドラムプレイをはじめメンバーの魂の込もった演奏に先導され、観客のボルテージはさらに上がっていく。メンバー紹介を挟んで次の『Neo-Aspect」では、スクリーンに映し出されたミュージックビデオとリンクするパフォーマンスで観客を魅了。志崎の巧みなキーボードソロではじまる『Ringing Bloom』へとつないでいく。さらに頂点を目指し挑み続ける5人の思いが詰まった1曲『Re:birth day』へ。相羽と工藤が、お互いの思いを共有するかのように顔を見合わせると、会場からは大きな歓声が上がった。
MCパートでは、櫻川と志崎からメンバーの名前にちなんだ、ユニークな謎解きが出題。圧巻のパフォーマンスに加え、愛嬌のあるMCで、会場を笑顔にするギャップもこの日もしっかり見せる。MCの終わりには、メンバー全員から会場へ、そしてライブ・ビューイングの観客へのコールが。それに観客も大歓声で応えると、アニメ『BanG Dream! 2nd Season』のオープニング楽曲『BRAVE JEWEL』を披露。続けての『Determination Symphony』では、アニメと同様、ギターを日菜のものに持ち替えた工藤が、圧巻のソロパートを見せ『ONENESS』へと続けた。
終盤、相羽からの「あなたたち、まだまだいける?」の言葉に、再び客席から大歓声が沸き起こるなか、情熱的なパフォーマンスで『PASSIONATE ANTHEM』と『熱色スターマイン』を2曲続けて演奏。会場のテンションがさらに高まっていくなか楽曲『FIRE BIRD』の演奏が始まり、場内のテンションはヒートアップした。
アンコールでは、最新曲の10th Single『約束』をドロップ。「♪未来へ続く道を歩こう」という歌詞があり、未来に向け新たな一歩を踏み出す『Roselia』の象徴となる1曲だ。相羽と中島のボーカルの掛け合いではひときわ大きな歓声に沸き、最後は感謝と覚悟の気持ちを込めた『LOUDER』を熱唱し、ステージの幕を下ろした。
■セットリスト
M1:BLACK SHOUT
M2:R
M3:Neo-Aspect
M4:Ringing Bloom
M5:Re:birth day
M6:BRAVE JEWEL
M7:Determination Symphony
M8:ONENESS
M9:Legendary
M10:Shangri-La
M11:PASSIONATE ANTHEM
M12:熱色スターマイン
M13:FIRE BIRD
―アンコールー
EN1:約束
EN2:LOUDER
※記事内部写真は
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Photo:畑 聡