富田美憂1stライブ開催でラストナンバーで感極まる言葉に詰まる一幕も！「大好きな人たちがいるから、私はもっと頑張ろうと思えます」

2021/9/26 エンタメ, カルチャー

　声優で歌手・富田美憂が26日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで1stライブを開催した。

　富田は2019年11月に『Present Moment』でソロデビューしており、ついに待望の1stライブを迎えることとなった。

　生バンドの演奏にあわせ、ステージ後方から登場し、白を基調に青のラインが映えるドレス姿でデビュー曲『Present Moment』を披露。ラスサビではくるりと1回転と、彼女のモチベーションの高さを窺わせた。

　続けて披露した『翼と告白』では、青いサイリウムに囲まれながら、最後に胸に手をあてて一礼。最初のMCでは「こんなにたくさんの方に来ていただけるとは思わなかったのでうれしかったです！バンドメンバーのみなさんと一緒に頑張ります！」と、気合を入れた。

　さらに、事前に「振り付け動画」を公開した『片思いはじめました』もパフォーマンス。ジェスチャーを交えながらキュートに歌い上げ、“流行りものポーズ”「領域展開」で締めた。

　4曲目はギターとのセッションを楽しみながら『砂の世界』、さらに『Ageha Twilight』、ステージに備えられたステップに腰かけて『かりそめ』を歌い上げ、幻想的な雰囲気の中、左右に身体を揺らしながら『インソムニア・マーメイド』を歌唱してみせっること。

　バンドメンバーによるインストが終わると、黒いドレスに銀のラメ入りジャケットというスタイリッシュな姿に衣装替えした富田がふたたびステージに登場。「ここからはロックの時間だよ！」と『ジレンマ』、さらに手にしたタオルを振り回しながら『Some day, Summer Day』、『Run Alone!』とアッパーソングを連発。バンドメンバー紹介も見事に決めていた。

　全力で駆け抜けてきたライブも、いよいよアンコール前ラストに。「もう一回『Present Moment』からやろうか？」と名残惜しさを見せながらも、真っ赤なペンライトにあおられながら『Broken Sky』を投下。最後は思いっきりこぶしを突き上げた。

　アンコールに応え、ライブTシャツ姿で登場すると、「バンド演奏だからこそ、ピアノアレンジで披露したかった曲があります」と話し、キーボードの柴崎洋輔氏が登場。中央に据えられた椅子に座り『足跡』をしっとりと歌い上げた。

　ふたたびバンドメンバーを呼び込むと、「プチサプライズ」として、ファンに向けてしたためた手紙を紹介。「大好きな人たちがいるから、私はもっと頑張ろうと思えます。これからも見守っていてください」と関係者、そして両親への想いもあわせて伝え、会場からは大きな拍手が起こった。

　この日のラストナンバーは『Letter』。途中、感極まって言葉に詰まる一幕もあったが、最後までしっかりと歌い切った。そして曲の最後にはオーディエンスとともにジャンプ。「本日は本当にありがとうございました！」とファン、そしてすべてのスタッフ、関係者に感謝の気持ちを丁寧に伝えていた。

　終演後は、富田本人からのアイデアで「手書きのメッセージを書いた銀テープ」をプレゼントするというサプライズもあった。

　＜セットリスト＞
　M1：Present Moment
　M2：翼と告白
　M3：片思いはじめました
　M4：砂の世界
　M5：Ageha Twilight
　M6：かりそめ
　M7：インソムニア・マーメイド
　M8：ジレンマ
　M9：Some day, Summer Day
　M10：Run Alone!
　M11：Broken Sky

　EN1：足跡
　EN2：Letter