ドラマーで女優シシド・カフカ(32)が9日、東京・日本橋三越本店 新館7階で開催された『写真展 オードリー・ヘプバーン』マスコミ特別内覧会に登場した。
名優オードリー・ヘプバーンが最も輝いていた1950年、60年代の姿をファッション、映画、プライベートの3部構成約200点で振り返る。シシドは本展で公開される作品のオリジナル写真集『Audrey Hepburnオードリー・ヘプバーン』の帯に寄稿していることからゲストとなった。
ヘプバーンをちょっと意識したという髪型で現れたシシド。展示を観て、「本を先に読みましたけど、違ったイメージでしたね。芯の強い女性だと思っていたんですけど、本展で女性らしさをすごく感じて、共感できることがたくさんありました」と、印象が随分違ったのだか。「写真展の冒頭のところに、自分の短所を隠すのではなく、長所をより伸ばすと書いていたんですけど、そういう作業を丁寧に丁寧にしてきたからこそ、彼女にすごく似合うし、周りに彼女に何かあると感じさせるものになったんじゃないでしょうか」と、周ってみた感想を口にする。
とくにシシドが気になった写真は「映画の撮影のときに、台本をチェックしているのを後ろから撮っている写真は、すごく集中している姿はちょっとグッと来るものがあって」と、目を奪われたそうだ。
本の帯の記載へは、「私が知らなかったオードリーや、彼女の抱えていたコンプレックスをどう克服したかを書いていたので、そういうものはどういうところから来るのか、自分の中で明確になったというか。素直な表情をはじめいろいろな表情から紡ぎ出した言葉です」と、読んでみた感触を帯に落とし込んだそうだ。
ヘプバーンの魅力について、シシドは「彼女は何も考えていないかもしれないけど、そこに何かのストーリーがあるように感じるようで、持とうと思って持てるものではないんです。やっぱり彼女は選ばれた人なんだ。彼女の勝ち得てきた価値観というのを感じましたね」と、しみじみだった。
記者たちからはシシド個人のことへも質問が。今年の目標へ、「去年が演技のお仕事がすごくあって、女優のお仕事もあって、余暇も頂いていろいろなことを考える時間があったんです。今年はそれを丁寧に丁寧に延ばしていきたいです」と、溜め込んだものをアウトプットする方向らしく、音楽方面でも「ライブができたらいいなと思っています」とのこと。
ドラム演奏のことも挙げたため、ドラムつながりで『X JAPAN』のYOSHIKIへ自身が思っていることも質問が上がり、「彼は彼でレジェンドですから。彼のドラムを真似して叩こうとして諦めた過去もあるんです。唯一無二という感じです」と、尊敬の眼差しを寄せているようだ。
シシドから「新しいオードリーを発見しに来場頂ければ」と、呼びかけていた『写真展 オードリー・ヘプバーン』は10日から22日まで13日間で日本橋三越本店 新館7階開催!