俳優・斎藤工(37)が1日、東京・六本木周辺でIndeed Japan『たくみひろい』イベントを開催した。
求人検索エンジン『Indeed』の人気CMシリーズの“ハロウィン”篇と連動した特別求人企画の一環。ハロウィン翌日の六本木でゴミ拾いをするというもので、この「たくみひろい」のアルバイト情報がIndeed上に掲出され多くの募集があり、抽選で選ばれた80人の参加者とともにゴミ拾いをすることとなった。
まず、参加者が六本木にある三河台公園に午前8時前から集結。そして午前8時になると、斎藤は『時計じかけのオレンジ』を意識したような装いで登場したが、「私服で来ました」といきなりジョークを飛ばし「仮装です(苦笑)。ボクの親戚というテーマです」と、さらにボケを重ねて笑いを誘った。
早朝のイベントということで、「朝が本当に弱くて朝から何かをする人たちを尊敬しています。ハロウィンの翌朝に仕事があると、夜騒いでいる人たちにいろんな感情を持ちますね」「同時に夜騒いでいる人に憎悪的なものを感じます」と、早くも“斎藤節”全開だったが、自身もハロウィンで仮装したことがあるそうで「草間彌生さんをやらせて頂いて、フルメイクでやらせて頂きました。その衣装を知り合いに作っていただいたんですがそれ以降使いみちがないという、倉庫に眠っています」と、苦笑いしながら振り返った。
『たくみひろい』については、「僕が拾ってほしいなと思っているくらいです。自力で生きていくのに疲れたので、願ったりのイベントだと思ったのですが、僕が拾う側でした」と、こちらも“斎藤節”がさく裂。そして、斎藤へは斎藤を模した特別パペット『たくみパペット』が贈呈され「ワカメみたいな髪型と、たらこのような唇という認識なんだなって」と、まじまじと見入る一幕も。
そんな斎藤だが、「こういう清掃のボランティアは素晴らしいと評価を受けたりしますけど、本当に素晴らしいのはボランティアを必要としないことが最もいいのではないかと思います。僕らがこうやってすることが当たり前になりすぎないことがいいと思います。話題の渋谷に乗り込んでやりたいなというくらいな感じですが、こうやってみなさんが集まってくださったという思いは希望の光のように嬉しく思います」と、真摯なメッセージを寄せることもあった。
そして「ゴミ拾い一緒に頑張りましょう」と、呼びかけてゴミ拾いをスタート。普段から渋谷を清掃している六本木商店街の方々とも合流し、六本木交差点付近の地面にへばりついたガムを落としたりすることもあった