女優・長谷川京子(41)が31日、都内で『第58回清鈴苑きものショー』に登場した。
1959年から続く和装メーカー・鈴乃屋が開催している日本最大の着物ショー。これまでにも特別ゲストとして、松田聖子、宮沢りえ、萬田久子、浅丘ルリ子、渡辺謙といった豪華ゲストがステージを彩っていることで話題にもなっている。
長谷川は訪問着の宝尽し、夏物の紗無双・笹、振袖の菊水の3着を着てランウェイを歩き、その優雅な姿に会場の視線を釘付けにした。
ランウェイを歩いてみた感想へ、「モデルですけど、ショーの経験ってあんまりないんです。ですから緊張しました。着物で歩くスピードは洋服と違っていて楽しみました」と、笑みを見せる長谷川。
3着着たなかでも夏物の紗無双・笹が気に入ったようで「さらっとしていて清涼感があって」と、涼んだという長谷川。実は着物を着るのは久しぶりだそうで、ランウェイを歩いてみて、「時代劇とか仕事では着ているんですけど、プライベートで着ることが少なくなってきて。以前は着物を着てフィルハーモニーに行ったりしていました。着付けもここ最近やっていないのでもう1回習わないとなと思いました」と、気持ちも新たになったのだとか。
長谷川から見ての着物の魅力へは、「お着物って、いろんな国の方が着られることが多くなってきました。けれど、日本の女性が着るのが非常に美しいと感じるんです。日本人の体型にあった服なんだなって」といい、着物を着て外国の方に会ったときに「海外の方とか着飾っても『素晴らしい!』と言ってくれて、私が日本人としてそこにいると感じました。プライドになるというかですね」と、日本を身近に感じるそうだ。
2児の母な長谷川だが「1番下の女の子が7歳なので七五三で着物でいきたいと思っているんです。私が七五三のときに着ていた真っ赤な柄が入った着物を母が送ってくれたので、着せようと思います」と、希望を。ちなみに母親から着物が送ってこられた際に自身の七五三の写真も送ってくれたそうだが、「いまの娘とそっくりで(笑)。それで写真を撮ったらどっちがどっちかわからなくなりそうです」と、笑うこともあった。
ほかにも、2児を育てながらどう美容ケアしているのかという質問も飛んだが、「子育てをするなかですごく時間が限られているので、食事とか運動はありますけどお風呂上がりの時間は大切にしていて。お風呂場の洗面所に1人でこもっていて、30分ぐらい『それだけは邪魔しないでほしい』と言っていて。1人で『スピッツ』とか自分がよくカラオケに行っていたときに聴いていた曲を聴いていて」と、秘訣を明かすこともあった。
そして、長谷川から「来年、外国の方が日本に来ることが多いので、こうだよと伝えられたら素敵ではないかと思っていますね。私も着物を着る機会を増やして着ていきたい。大層な行事じゃなくても友人と食事に行くときにサラッと着ていきたいなと思っています」と、希望を挙げていた。