元『AKB48』の川栄李奈(22)が7日、東京・表参道のスパイラルホールで『CAMP SUMMIT 2017 ~はたらくを楽しむ人の流儀~』に講師として登場し、就活前の学生らへ向けてトークを繰り広げた。
総合人材サービスのパーソルキャリア株式会社が「はたらくを楽しむ」人をさらに増やすため、学生限定で東京、名古屋、大阪、札幌、福岡の5都市で講演を開催。川栄はどの会場にも参加し、学生たちへ向け自身がこれまで重ねてきた体験などを語ってきた。
まずは自身が15歳のときに『AKB48』に加入することになったきっかけへ、「高校のときに友達と一緒に『受けよう』と言って軽い気持ちで受けたら、受かっちゃってヤバイなって(苦笑)。受かったからにはちゃんとやらなきゃと思ってやりました」と、きっかけを。
しかし、「TVで見ている『AKB48』しか知らなかったので、研究生で毎日レッスンがあって自主練もあって、歌もダンスも苦手だったんで、つらかったです」と、入ってからが大変だったそうだが、逃げずに続けたのは、「オーディションを受けて落ちている人がたくさんいるなかで、受かったので、自分の中で何かあるのかなって」と、思ったからだったのだとか。ちなみに、その一緒に受けた友達については、「友達は落ちたんですけど、いまは仲良しですよ!」とのことで、「余計自分が頑張らなきゃって」という気持ちもあったのだとか。
『AKB48』に入りたてころは、高校も途中で変えることになり友達もいない状態だったそうだが、そんな状態を乗り越えられたのは「1番はメンバーですね。いまでも仲が良いんです。ドラマでは3ヶ月の撮影期間が終わったら別の現場でということになりますけど、『AKB48』は家族みたいで支えられています。仲間は絶対に必要ですし、友達が1番だと思っています」と、グループで仲の良かったメンバーが支えになったそうだ。
女優への転身へは、「欲がなかったんですけど、初めてお芝居をしたときに、お芝居をやりたいと思ったので、やりたいことをやった方がいいのかなと思って、女優になろうと思いました」と、初めて自分からやりたいことを見つけたことで走り出したという。不安がなかったかというと「不安より楽しみのほうが大きくて、ダメだったら、違うことやればいいやという気持ちでやりました」と、ポジティブに。
参加者からは、自分1人での活動になってから自分の意志で変えたことはないかと問われ、「1人という自覚を持たないとと思いました。『AKB48』時代に“おバカ”キャラを前面に出していたんですけど、自分のキャラクターを消すようにしました」と、キャラ離れに努力したそう。具体的な方法は、「簡単なことだとあまりしゃべらないようになりました。“おバカ”がバレるようなことはしないとか、誰でもできるようなことからやっていきました。たくさんしゃべると、出てしまうので、雰囲気からおとなしくしています(苦笑)」と、コツも披露し笑いを誘っていた。
ほかにも、努力していることはないかという質問へは低姿勢でいることを挙げ、「いくらお芝居がうまくても、かわいくても、礼儀とかがなっていないと一番ダメだなと思うのでそこは意識しています」と、参加者たちに伝授することもあった。