料理家・栗原はるみ氏が4日、東京・護国寺の講談社内でパーソナルマガジン『栗原はるみ』(講談社)創刊を記念した会見を開いた。
本誌は年3回(4月1日、9月1日、12月1日)刊行を予定しており、料理をメインに、栗原氏のライフスタイルも紹介。80以上のレシピのほか、ファッション、美容、器、インテリア、本、音楽、旅……と、栗原氏のプライベートな素顔と、暮らしの知恵が詰まった一冊に仕上がっている。
「緊張しております」と言いつつも、ジーンズ姿でにこにこと会見場に姿を見せた栗原氏。2年半前に夫がなくなって、よくよく考えて見るとやり残したことがあるなと。やりたいことを考えると、何しろ雑誌をやりたいと思って」と、創刊へのきっかけとともに、「夫が生きていたらやれなかったかもしれません。ゆっくりできたら豪華客船に乗りたいといっていた矢先になくなってしまったんです。だからこの本に救われているんです」という栗原氏。
さらに、「いままでどれだけ仕事をしたり頑張っても、これからがなかったら自分が終わっちゃうかなという不安があって。私も、75歳なので本当に楽しく良かったなとという人生をやらないといけないという意志が出てきたんです。これからの人生、若い方へも楽しい人生を自分で見つけてほしいですね。やりたいことをやり続けたいという気持ちです」と、前向きな気持ちを語る栗原氏。
そんな明るい栗原氏はInstagramでも65万を超えるフォロワーがいることでも知られている。「フォロワーの方々が優しくて。夫のことを忘れたくないのでしつこく描いてますけどそれを喜んでくれていて、インスタが生きる糧になっているんです」と、ファンの方への感謝も口にした。
料理の魅力として、「料理は楽しいよというのを伝えたいです。1人だと面倒くさいというのもあると思いますが、自分のためなので」と呼びかけるとともに、「やっぱり料理は楽しく作れないとダメなんです。楽しくおいしいのを目指していきたいです。楽しく簡単がいいんですけど、簡単、おいしい、楽しいをレシピを考えて、いままで考えてきたものにもやっていけたら」と、情熱を語っていた。
また、健康法として、「毎朝5時に起きるようにしているんです。目覚ましは使わないようにして。5時にパッと起きられるというのがすぐに牛乳が飲めるというのが健康法かな」とも語っていた。
本書を「男性にも読んでもらえたら」としつつ、、「挑戦する気持ちや諦めないでちょっとやってみるとか、ちゅうちょしていたことも、やり始めてくれるといいかなと思いますね。1度手にしたら、次の号が出るまで毎日見続けられるような本を出せたらいいなと思います」と、意気込んでいた。