（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
パナソニック株式会社の電気給湯機『エコキュート』新製品発表会＆工場見学会が8月23日に滋賀・草津の同社工場で開催。10月26日に4種類の『昼間沸上げ形 自然冷媒（CO2）ヒートポンプ給湯機 おひさまエコキュート』を発売することを発表した。
昨今、注目が集まっている再生可能エネルギー。『エコキュート』では、“ヒートポンプ”と呼ばれる機械を通して、大気の熱を利用して電力を作り出しお湯を沸かすことが特徴で、電気料金の安い夜間にお湯を沸き上げている。そこからさらに、太陽光発電を導入している企業や家庭などが利用できる『おひさまエコキュート』では、家庭で昼の太陽光発電を自家消費。お湯として貯め使用でき、地球環境への負荷を抑えることができることを特徴としている。
10月26日より発売となる新製品『昼間沸上げ形 自然冷媒（CO2）ヒートポンプ給湯機 おひさまエコキュート』では、『日射量シフト』システムを業界で始めて搭載。この新機能は、専用アプリ『スマホでおふろ』を通じて翌日の日射量データ（日本気象株式会社からのデータを参照）を取得し、太陽光パネルの発電量が多い時間帯を中心にお湯を沸き上げるというもの。これまでの昼の決まった時間から沸き上げるものから、より沸き上げ効率をアップさせている。
さらに、電気が需要以上に発電された際に発電量を一時的に抑制する「出力制御」も課題といわれているが、新製品では、昼間の太陽光発電による余剰電力を自家消費し、沸きあげることもあわせて年間の買電量が約7％減るというシミュレーションデータとして出ている。
また、新製品のもう1つの特徴として、『ウルトラ高圧』と『高圧』の2種類がある。これは、シャワー圧があがるというもの。『ウルトラ高圧』ではシャワー流量は『高圧』と比較して約1.4倍となるとのこと。
ほかにも、お湯はり時の浴そう栓の閉め忘れた際の通知を早めた『うっかりアシスト』もブラッシュアップ。浴そう栓を閉め忘れた際のお知らせ時間を約6分短縮し、お湯のムダを約80L節約できるとしている。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
